齊藤一郎 セントラル愛知交響楽団 第132回定期演奏会
2014年3月7日(金)6:45PM 三井住友海上しらかわホール

「REVIEW14」に戻る  ホームページへ
 

 セントラル愛知交響楽団 第132回定期演奏会
 ~春夜いま全身タクトなす結尾(コーダ)~

 2014年3月7日(金)6:45PM
 三井住友海上しらかわホール

 指揮:齊藤一郎

 グラジナ・バツェヴィチ:弦楽オーケストラのための協奏曲
 モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調
 バルトーク:オーケストラの為の協奏曲

 2009年から始まった齊藤一郎さんの常任指揮者として最後の定期演奏会です。

 僕は2009年7月24日の第100回定期演奏会《フィデリオ》に圧倒されてから齊藤さんのファンなので、出来るだけ多くの曲を聴きたいと会場へ急ぎましたが、到着したのはちょうどモーツァルトが始まったところ。

 しかし、第2楽章から聴かせていただきました (^_^) 。
 いつもながらの大きく曲を把握した、立派な演奏でした。

 メインの『オーケストラの為の協奏曲』は、最後を飾るのに相応しい渾身の演奏でした。
 僕はこの曲を聴いても第3楽章のあたりで飽きてしまうのですが、本日は緊張感を持って最後まで聴くことが出来ました。
 オーケストラもこの難曲で、レベルの高い演奏をしたと思います。

 5月からはレオシュ・スワロフスキーを常任指揮者に招くという夢のようなシーズンが始まります。
 しかし定期演奏会の指揮者の中に齊藤一郎さんの名前がありません。
 これには違和感があります。

 プログラムによれば、2014年4月から齊藤一郎さんはセントラル愛知交響楽団首席客演指揮者に就任されるそうです。
 早い共演の企画が待たれます。
 また齊藤さんは4月から、京都フィルハーモニー室内合奏団音楽監督にも就任されるそうです。