指揮:大野和士 国立リヨン歌劇場管弦楽団
2014年6月27日(金)6:45PM 愛知県芸術劇場 コンサートホール

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 指揮:大野和士 国立リヨン歌劇場管弦楽団
 2014年6月27日(金)6:45PM
 愛知県芸術劇場 コンサートホール

 ルーセル:バレエ音楽『バッカスとアリアーヌ』第2組曲
 ストラヴィンスキー:バレエ音楽『ペトルーシュカ』
 ムソルグスキー/ラヴェル:組曲『展覧会の絵』

 平日で前半は諦めていたのですが、曲の順番が入れ替わり、『ペトルーシュカ』から聴くことが出来ました。

 指揮者の前にピアノが向き合っての演奏でした。
 『ペトルーシュカ』といえばニジンスキーで、モンマルトルにある『ペトルーシュカ』の衣装を着たニジンスキーのお墓を思い出しました。

 『展覧会の絵』もフランスのオーケストラらしいカラフルな演奏でした、
 日本人指揮者がフランスのオーケストラを指揮して、これだけの演奏をできるとは、大変なことです。

 アンコールの一曲目は、ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』より「妖精の園」。
 僕はこの曲が大好きで、最初の音を聴いて「ヤッター!」とゾクゾクしました。

 この曲を初めて聴いたのは1982年5月20日(木)。
 カルロ・マリア・ジュリーニ指揮のロスアンゼルス・フィルハーモニックでした。
 ホルンの3拍子から長いクライマックスまでの音楽の美しさには、痺れて立ち上がれないほどの衝撃を受けました。

 アンコールの二曲目は、ビゼー:劇音楽『アルルの女』より「ファランドール」。
 肩掛け、胴長のプロヴァンス太鼓が出てきましたが、このプロヴァンス太鼓は右手のバチだけで演奏し、叩き始めると最後まで休みが無い。
 「ボレロ」の小太鼓のような感じだなと思いました。