セントラル愛知交響楽団 第139回定期演奏会~想~ 2015年3月6日(金)6:45PM 三井住友海上しらかわホール |
セントラル愛知交響楽団 第139回定期演奏会~想~ ![]() 三井住友海上しらかわホール ドヴォルザーク:序曲「謝肉祭」 ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 指 揮:レオシュ・スワロフスキー チェロ:山本裕康 後半だけ聴くつもりで会場に到着したのですが、2月に逝去された打楽器奏者石田まり子さんのためにバッハの「アリア」が演奏されたそうで、チェロ協奏曲の第2楽章から聴かせていただくことができました。 僕はレオシュ・スワロフスキーのファンですが、協奏曲のオーケストラは素晴らしかった。 2月28日に聴いたトゥガン・ソヒエフのように、今まで聴いたことが無いような管楽器のフレーズが浮かんでは消えていく、新鮮な音楽でした。 独奏チェロはオーケストラの一つのパートのように聞こえました。 本日のソリスト、山本裕康さんは愛知県出身。 高蔵寺高校を卒業後、1985年桐朋学園大学に進学。 大学在学中の1987年、第56回日本音楽コンクール第1位入賞。 1997年、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者に就任。 名古屋芸術大学客員教授、東京芸術大学、洗足学園音楽大学非常勤講師として、後進の指導にあたるなどその活動は幅広く、最近では作曲活動、エッセイの連載なども手掛けている。 僕はブラームスの『交響曲第3番』が大好きで、スワロフスキーの演奏を楽しみにしていました。 僕はこの曲の鬱々として陰にこもったブラームスらしい暗い熱情が大好きなんですが、スワロフスキーの演奏は意外なことにあっさりとした演奏になってしまいました。 アンコールは「ヨハネス・ブラームス、第5番!!」でした。 これは熱気のこもった素晴らしい演奏でした。 難しいものです。 今回の演奏会で、打楽器奏者の白川和彦さんが退団されるそうです。 白川さんは在籍32年、前身のナゴヤシティ管弦楽団から今回の第139回まで、すべての定期演奏会に出演しておられるそうです。 白川さんといえばセントラル愛知の顔ですから、盛大な拍手がいつまでも続いていました。 7月10日(金)にはスワロフスキー指揮するスロヴァキア・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートが予定されています。 僕は後半の『巨人』(共演:セントラル愛知交響楽団)だけ聴くつもりですが、前半はドヴォルザークのチェロ協奏曲。 独奏は宮田大さんです。 |