イディナ・メンゼル ジャパンツアー2015
2015年6月2日(火)7:00PM 愛知県芸術劇場 大ホール

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 「イディナ・メンゼル @第65回NHK紅白歌合戦」に書いたように、僕がイディナ・メンゼルを初めて見たのは1996年5月3日(金)。
 ブロードウェイのネダーランダー劇場で上演が始まったばかりの《RENT》で、彼女はオリジナルキャストのモーリーンでした。
 この《RENT》で彼女にスターへの道が開けました。

 イディナ・メンゼルは《RENT》でベンジャミン・コフィン・3世を演じたテイ・ディグスと7年越しの大恋愛の末に2003年1月に結婚し、2009年9月に男児誕生。
 しかし、2013年にディッグスと離婚したそうです。

 2004年《ウイキッド》のエルファバ役でトニー賞のミュージカル主演女優賞を受賞。
 2013年公開のアニメ映画『Frozen』(日本では2014年公開『アナと雪の女王』)に、雪の女王エルサ役の声優として出演。
 主題歌「Let It Go」が、2014年3月2日に行われた第86回アカデミー賞で歌曲賞を受賞しました。

 2014年12月31日の『第65回NHK紅白歌合戦』ではニューヨークから「Let It Go」を歌い、そして今回の来日公演になるわけです。

 イディナ・メンゼル ジャパンツアー2015
 2015年6月2日(火)7:00PM
 愛知県芸術劇場 大ホール

 《RENT》初演以来ほぼ20年ぶりに実物を見るイディナ・メンゼルは、昔より綺麗になっているように見えました。
 スターのオーラでしょうか?

 コンサートは休憩無しで1時間40分。
 メンゼルの話と歌で繋ぐわけですが、プログラムに曲目も書かれておらず、ヒアリング能力も無いものですから、僕には何が歌われているのか理解不能でした。
 僕の知っているのは《RENT》と「Let It Go」だけですから。
 しかし、会場からは笑い声が上がるわけですよ。
 僕は自分が外国の劇場にいるような気がしました。

 8時頃に《RENT》の「Take Me Or Leave Me」が始まり、メンゼルは歌いながら客席に降りてきました。
 そして「この曲はモーリーンとジョアンヌ(レスビアン)のデュエットだから、誰か一緒に歌わない?」と言うわけですよ。
 そうしたらおずおずと手を上げる女性が立ち上がり、メンゼルとハグしてから歌い始めたんですよ。
 この人がけっこう上手。
 会場は盛り上がり、あちこちから手が上がります。
 結局3~4人が歌ったでしょうか。
 この曲は《RENT》の中でもマイナーな曲ですから、歌詞を覚えている人がこんなにいるとは驚きでした。
 《RENT》カラオケ教室でもあるのでしょうか?

 舞台に戻ったメンゼルは今は亡き作者のジョナサン・ラーソンへの感謝のメッセージを語りました。
 そして歌われたのが「Another Day」。
 ミュージカルではアップテンポで歌われる曲ですが、メンゼルはしみじみと歌い上げました。
 「No Day But Today」は《RENT》の最も重要なメッセージですからね。

 そして最後近くに「Let It Go」が歌われました。
 会場も一緒になっての大コーラス。
 取り残された僕としては、「名古屋って凄い」とビックリするばかりです。
 途中から日本語歌詞になりまして、ますます会場はヒートアップしました。