メルビッシュ湖上音楽祭日本公演2015 オペレッタ 《こうもり》
2015年9月3日(木)6:30開演 愛知県芸術劇場大ホール

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 ウィーン郊外、ハンガリー国境にあるノイジードル湖上で、毎年夏に20万人以上の観客を動員するメルビッシュ湖上音楽祭。
 その始まりはおよそ60年前。
 第一回の公演は、1957年の《ジプシー男爵》だったそうです。

 僕は1991年《シシーとロミー》、2008年《白馬亭にて》の2演目を現地で見ましたが、個人旅行は難しい。
 いずれも生命の危機を感じる旅でしたので、これから行かれる方はぜひ参考にして下さい。


 メルビッシュ湖上音楽祭日本公演2015
 オペレッタ《こうもり》

 2015年9月3日(木)6:30開演
 愛知県芸術劇場大ホール

 指揮:ルドルフ・ビーブル
 演出:ゲアハルト・エルンスト

 アイゼンシュタイン:ティルマン・ウンガー
 ロザリンデ:アレクサンドラ・ラインプレヒト
 アデーレ:イーヴァ・シェル
 ファルケ博士:ユリアン・オリスハウゼン
 オルロフスキー公爵:エリザベート・ラング
 フロッシュ:ゲアハルト・エルンスト ほか

 管弦楽・合唱・バレエ:メルビッシュ祝祭管弦楽団・合唱団・バレエ団

 今回のメルビッシュ湖上音楽祭は、世界初の引っ越し公演だそうです。
 そのために装置が簡略化され、コーラスも8人だったでしょうか。

 これでは愛知県芸術劇場大ホールの大きな舞台に隙間風が吹いてしまいます。
 現地は立派な舞台装置のステージを大勢のコーラス、ダンサーが埋め尽くしていました。
 船も出てきますからね。

 ルドルフ・ビーブルさん(86歳)の指揮を見る機会は、これが最後でしょうか。
 しかしながら、オーケストラの編成も小さく、この愛知県芸術劇場大ホールよりももっと小型の劇場で上演されるべき公演かと思いました。
 オーケストラだけの曲も多く、長い公演となりました。
 その公演を振り切ったビーブルさんのスタミナには驚いてしまいます。

 9月10日(木)、11日(金)には河口湖ステラシアターで公演があるようですが、これが野外オペラなら、多数のエキストラでステージを埋め尽くさないと寂しい公演になってしまいそうで、心配なことです。