ブラビンズ&名フィル 『合唱演奏会』
2015年12月19日(土)4:00PM 名古屋市民会館 大ホール
 
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 ブラビンズ&名フィル 『合唱演奏会』
 2015年12月19日(土)4:00PM
 名古屋市民会館 大ホール

 指 揮:マーティン・ブラビンズ
 日比野幸 (ソプラノ)
 中島郁子 (メゾ・ソプラノ)
 望月哲也(テノール)
 大沼 徹(バリトン)
 合唱:愛知県合唱連盟

 名フィル常任指揮者であるマーティン・ブラビンズの最初で最後の『第九』を聴きに行ってきました。
 曲目は『第九』だけという潔いコンサートでした。

 12月12日の『惑星』では世界レベルと思われる名演を繰り広げた名フィルですが、本日の『第九』は感心しませんでした。
 これは会場のためもあるかも知れません。
 名古屋市民会館 大ホールは巨大空間で、舞台から僕の3階席まで遠くて、音が届いて来ないんです。

 平成29年4月から愛知県芸術劇場コンサートホールの改装工事が始まれば、名古屋のコンサート会場はこの名古屋市民会館だけになってしまうんです。
 東京には立派なホールがたくさんあるのに、困ったものです。
 
 ブラビンズの指揮はアンサンブルを大切にしたものかと思いました。
 本日のホルンは安土さんはお休みで、野々口さんが1番を吹きました。
 第4ホルンは第3楽章の長大なソロを何とか吹ききった感じ。
 第3ホルンにミスが目立ったような気がします。
 そうするとホルンのアンサンブルが乱れ、そして木管のアンサンブル全体が崩れてしまうんですね。

 ほぼ毎年聴いてきた名フィルの『第九』で、一番気に入ったのは2009年12月19日に聴いたティエリー・フィッシャーの『第九』でしょうか。
 この時は大隅智佳子さんがソプラノを歌い、安土さんが第4ホルンを演奏したのでした。

  2番フルートのエキストラ嬢「大谷加奈さん」が、とても綺麗な方かと思いましたの で、ネット検索してみました。
 1987年生まれ。京都市出身。
 京都市立京都堀川音楽高校、京都市立芸術大学を経て、フランス地方立リュエイユ= マルメゾン音楽院ヴィルトゥオーゾ過程(最高過程)修了。
 現在、日本とパリを拠点に各地で演奏活動を展開している。
 フルートの2番ということで音はよく聞こえませんでしたが、またお姿を拝見したい ものです。