セントラル愛知交響楽団第145回定期演奏会 ~春曙抄~
2016年2月6日(土)2:30PM 三井住友海上しらかわホール

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 セントラル愛知交響楽団第145回定期演奏会 ~春曙抄~
 2016年2月6日(土)2:30PM
 三井住友海上しらかわホール

 指 揮:角田鋼亮(つのだこうすけ)
 ソプラノ:伊藤晴(いとうはれ)

 シベリウス:レンミンカイネンと島の乙女たち
 モーツァルト:コンサート・アリア “誰がわが恋人の苦しみを知ろう”K.582
  “私は行く、しかしどこへ!”K.583
 モーツァルト:オペラ 《コジ・ファン・トゥッテ》より“岩のように動かずに”K.588
 山田耕筰:交響曲「かちどきと平和」

 ソプラノの伊藤晴さんはプログラムによれば「三重大学卒業。武蔵野音楽大学大学院修了。日本オペラ振興会オペラ歌手育成部第25期修了。ミラノ、パリで研鑽を積み、パリ地方国立音楽院コンサーティスト・ディプロマ課程了」
 最近よく名前を見かける方です。

 モーツァルトのアリアを部分的に歌われても、あまり面白くはありませんでした。
 
 プログラムには書かれていませんでしたが、今回が角田鋼亮さんの定期演奏会デビューかと思います。
 角田鋼亮さんは1980年、名古屋市中川区生まれ。
 名古屋地区私学の雄である東海高校に学び、1998年に東海学園オーケストラで自作のピアノ協奏曲を演奏したときは、名古屋のマスコミで大きく取り上げられたものです。
 1999年、東京藝術大学音楽学部指揮科に入学し、指揮法を松尾葉子、佐藤功太郎、ピアノを佐藤俊各氏に師事。
  2005年4月から渡独し、9月からはベルリン音楽大学 “ハンス・アイスラー”にて学ぶ。
 セントラル愛知交響楽団指揮者、武蔵野学園音楽大学非常勤講師、名古屋市立菊里高校音楽科非常勤講師を務めている。

 山田耕筰の交響曲「かちどきと平和」についてプログラムの解説を要約させていただきます。
 山田耕筰は1886年(明治19年)に東京本郷に生まれた。
 1908年に東京音楽学校(現在の東京芸術大学)声楽科を卒業し、1910年から3年間、男爵岩崎小弥太の援助を受けてベルリン高等音楽学校に留学した。
 そして1912年、ベルリン高等音楽学校の卒業作品として作曲されたのが「かちどきと平和」。
 初演は1914年12月6日に帝国劇場にて、山田自身の指揮、「東京フィルハーモニー会」第14回演奏会で初演された。
 「東京フィルハーモニー会」は岩崎の出資で設立された音楽鑑賞サークルであり、1916年まで続けられた。

 2月4日にバレンボイムで聴いたブルックナー第一番より、ずっと分かりやすい曲で安心しました。