クス・クァルテット 世界のカルテット-カルテットの世界SQ.70
2019年6月9日(日)3:00PM 宗次ホール

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 世界のカルテット-カルテットの世界SQ.70
 クス・クァルテット
 2019年6月9日(日)3:00PM 宗次ホール

 ヤーナ・クス、オリヴァー・ヴィレ(Vn)
 ウィリアム・コールマン (Va)
 ミカエル・ハクナザリアン(Vc)

 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第15番 イ短調 Op.132 /第13番 変ロ長調 Op.130(大フーガ付き)

 クス・クァルテットはパオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール優勝などの輝かしい受賞歴と、25年以上のキャリアで世界の名だたるコンサートホールや音楽祭に招かれた経験を持つ、ヨーロッパの代表的な弦楽四重奏団の一つ。
 ベルリンを拠点に活動しているそうです。

 今回の来日では6月2日(日)から13日(木)にかけてサントリーホールブルーローズ(小ホール)でベートーヴェン弦楽四重奏曲の全曲演奏とライブ録音を行いました。

 その演奏のため日本財団から大ヴァイオリニスト、ニコロ・パガニーニが所有していたストラディヴァリウス「パガニーニ・セット」が貸与されました。

 そして、本日の演奏にも「パガニーニ・セット」が使われました \ (^o^) /。

 クス・クァルテットの演奏はヴァイオリンの二人は大きく身体を動かして演奏するのに、チェロとヴィオラの二人は微動だにしない。
 これだけ演奏方法が違っては、良いアンサンブルにはならないだろうなと思いました。
 
 「パガニーニ・セット」の音は特別なものとは思いませんでしたが、伝説の楽器を目の前に見ることが出来たのは嬉しかったですね。

 僕は07年5月1日にジェノヴァの市庁舎で、パガニーニが愛用したグアルネリ・デル・ジェズ「カノン砲」を見て、痺れ上がったことがあります。