《ジーザス・クライスト=スーパースター》
2019年6月21日(金)1:30PM 名古屋四季劇場
演出:浅利慶太(エルサレムバージョン)

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  名古屋四季劇場は《ライオンキング》のような子供用の作品が続いているので、足が遠のいていました。
 この度「浅利慶太追悼公演」として《ジーザス・クライスト=スーパースター》、《エビータ》が連続上演されるとのことで、喜んで行ってきました。

 《ジーザス・クライスト=スーパースター》
 2019年6月21日(金)1:30PM 名古屋四季劇場
 演出:浅利慶太(エルサレムバージョン)

 ジーザス・クライスト:神永東吾
 イスカリオテのユダ:佐久間 仁
 マグダラのマリア:山本紗衣
 カヤパ(大司教):高井 治
 アンナス(カヤパの義父):吉賀陶馬ワイス
 司祭1:佐藤圭一
 司祭2:賀山祐介
 司祭3:真田 司
 シモン:(使徒) 本城裕二
 ペテロ:(使徒) 五十嵐 春
 ピラト:(ローマの総督)山田充人
 ヘロデ王:阿久津陽一郎

 《ジーザス・クライスト=スーパースター》は、1971年10月にブロードウェイ初演されたアンドリュー・ロイド=ウェバーのデビュー作。
 イスカリオテのユダの目を通して「ジーザスが本当に神の子なのか、本当に救い主なのか」を問う、真摯な内容を持った作品です。

 扱われるのはジーザスのエルサレム入場から十字架における死までの1週間。
 バッハの『マタイ受難曲』と同じでしょうか。
 曲はロックが中心ですが、美しいバラードもあります。

 かつてはジーザス:山口祐一郎、ユダ:沢木順、ヘロデ王:市村正親のキャストでよく見たものです。
 特に山口さんの演じるジーザスはすさまじい迫力で、すっかり気に入ってしまい、追っかけをするようになりました。
 ジーザス、オペラ座の怪人、ヴァンパイアのダンスなど、彼が演じる人間以外のキャストは本当に素晴らしいです。
 
 今回のキャストも迫力満点で、アンサンブルを含めて舞台からのパワーが凄い。
 しかしながら劇団四季の公演はオーケストラが録音で、クラシックファンからミュージカルが低く見られる原因になっているにのは残念です。

 そういえば、今年は10年に一度の「オーバーアマガウの受難劇」の年なんだそうでね。