カルテット・アマービレ  宗次ホール
2019年10月19日(土)6:00PM

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 カルテット・アマービレ
 2019年10月19日(土)6:00PM
 宗次ホール

 ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第4番ハ短調
 ヴェーベルン:5つの楽章
 一休憩-
 メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第2番イ短調
 ピアソラ/山中惇史編:ブエノスアイレスの四季より
  ブエノスアイレスの秋
  ブエノスアイレスの春

 最近のカルテットは外国の団体なのか日本の団体なのか、名前だけでは分からないことが多いんですが、カルテット・アマービレは日本人の団体でした。
 篠原 悠那、北田 千尋(ヴァイオリン) 中 恵菜(ヴィオラ) 笹沼 樹(チェロ)
 チェロが男性です。

 でも、プログラムの紹介順が、篠原悠那、中 恵菜、北田千尋、笹沼 樹とおかしいんですよ。
 北田さん、中さん、の二人は曲によって入れ替わっていますかね?

 2015年、桐朋学園大学に在籍する4名により結成され、メンバーの交代無く現在に至る。
 磯村和英、山崎伸子に師事。
 2016年9月難関で知られるARDミュンヘン国際書楽コンクール弦楽四重奏部門第3位に入賞。
 2018年9月、第4回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第1位受賞記念。

 本日興味があったのは、2011年第80回日本音楽コンクール第2位となった篠原悠那さんと、ミュンヘンコンクール第3位のレベルを確認すること。

 ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第4番はアマチュアでも演奏できる曲ですが、そのスピードには驚きました。
 ちょっと、ベルチャ・カルテットを思い出しましたね。
 第1ヴァイオリン、チェロはもちろんですが、内声二人の積極性が好ましい。

 僕は宗次ホールでどのカルテットを聴かせていただいても、どれも感心してしまうのですが、カルテット・アマービレは現在でも世界的レベルのカルテットだと思います。
 まだ結成されたばかりのカルテットのようですので、このままのメンバーで、成長、熟成して頂きたいと思います。

 アンコールは「リベルタンゴ」でした。