名古屋二期会ニューイヤーコンサート2020
2020年 1月11日 5:30PM しらかわホール

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  ゴーン氏の楽器箱に隠れての密出国、アメリカによるイランのソレイマニ司令官殺害、イランの報復攻撃からウクライナ機のミサイル攻撃墜落、香港の反中騒乱、台湾の総選挙、イギリスのEU離脱から、ヘンリー王子の皇族離脱などなど、世界が揺れている年の始まりです。
 日本の平和が保たれていることに感謝しながら、新年の観劇始めです。

 名古屋二期会ニューイヤーコンサート2020
 2020年 1月11日 5:30PM しらかわホール

第一部 世界の名作オペラから

・石川能理子
 團伊玖磨:「夕鶴」私の大事な与ひょう
・藤田桂子
 プッチーニ:「マノン・レスコー」ひとり見捨てられて
・久保田道子
 シュトラウス2世:「こうもり」公爵様、あなたのようなお方は
・村島増美
 ヴェルディ:「椿姫」ああ、そは彼の人か~花から花へ
・古澤加奈子
 プッチーニ:「蝶々夫人」ある晴れた日に
・天野知実
 ロッシーニ:「セヴィリアの理髪師」今の歌声は
・守屋貴美子・毛利恵美子
 フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」踊りましょう
・田中純一
 フンパーディンク:「ヘンゼルとグレーテル」もう用意はすっかりできた
・稲向裕子・鈴木俊也
 ドニゼッティ:「愛の妙薬」一言だけ、ねえアディーナ~そよ風に尋ねてごらんなさい
・渡部純子
 ドヴォルザーク:「ルサルカ」月に寄せる歌
・夏目久子
 ガーシュウィン:「ボギーとベス」サマータイム
・山口光子
 「ドン・パスクワーレ」騎士はあの眼差しに
・竹内葉子
 オッフェンバック:「ホフマン物語」生け垣には小鳥たちが
・奥野靖子
 チレア:「アドリアーナ・ルクヴルール」苦い快楽 甘い責め苦
・永井秀司
 チャイコフスキー:「エフゲニー・オネーギン」青春は遠く過ぎ去り

第二部 魔笛・カルメン・アイーダの競演
 
 ヴェルディ:「アイーダ」
 凱旋行進曲:名古屋二期会合唱団
 勝ちて帰れ:森本ふみ子
 おお、我が故郷:水谷映美

 ビゼー:「カルメン」
 兵隊さんが来たぞ:瑞穂コぺレッタ
 ハバネラ:岩田千里・名古屋二期会合唱団
 何を恐れることがありましょう:林美里
 カルタの歌:伊藤歌苗・鈴木真奈美・岩田千里
 
 モーツァルト:「魔笛」
 復讐の炎は地獄のように我が心に燃え:竹内葉子
 フムフムフム:伊藤歌苗・鈴木真奈美・前嶋郁子
        永井秀司・鈴木俊也
 この道が目的へ導きます:永井秀司・瑞穂コぺレッタ
 この聖なる殿堂に住む者は:水谷和樹
 太陽の輝きが 夜の闇を払い:出演者全員

 演 出:右来左往
 ピアノ:山下勝 石山英明

 第一部だけで1時間半を超える大コンサートで、ちょっともうろう状態です。

 「ヘンゼルとグレーテル」の二重唱は最初から歌と踊りが付いて、それだけで舞台の情景が見えてきます。
 永井秀司さんの「エフゲニー・オネーギン」レンスキーのアリアは、かっちりとした立派なものでした。
 脇役テノールとして長く見てきましたが、ずいぶん成長されたようです。

 秋のオペラ公演は苦手な「魔笛」だそうで、これはパスですね。