戸田弥生&横坂源デュオリサイタル
2021年5月23日(日)2:00PM 宗次ホール

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 戸田弥生&横坂源デュオリサイタル

 2021年5月23日(日)2:00PM
 宗次ホール
 
 戸田弥生(ヴァイオリン)横坂源(チェロ)

 J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第3番
 ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
 J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第2番
 コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲

 戸田弥生さん(ヴァイオリン)は1993年エリザベート王妃国際コンクール第1位。
 現在はフェリス女学院教授、桐朋音楽大学非常勤講師。
 
 僕はバッハの無伴奏はあまり好みではありません。
 しかし戸田さんの演奏が始まり、そのしっかりした音色に椅子に座り直しました、
 昨日のソリストとは音色が持つ迫力が違います。

 だいだい色のドレスで翼を羽織りながら力強いバッハを弾き続ける戸田さんを見ていると、パルテノン神殿の女神像が思い出されました。

 横坂さんは2010年ミュンヘン国際コンクール第2位。
 演奏活動20年。
横坂さんのチェロはスケールの大きいものでしたが、うめき声や鼻息が多く、左手で指板を叩く音もうるさく(ピアソラか?)、あまり近くでは聴きたくありませんでした。

 コダーイはバルトークのように難解だろうからパスしようかとも思いましたが、この曲を聴くのも今回だけかと聴いてみましたが、やはりバルトークのように難解な音楽でした。
 しかしハンガリーの子供はこんな音楽で教育されながら、有名な音楽家が育っているんですね。