中部フィルハーモニー交響楽団創立20周年記念コンサート
指揮:秋山 和慶 ヴァイオリン:竹澤 恭子
2021年8月7日(土)2:30PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 中部フィルハーモニー交響楽団創立20周年記念コンサート
 2021年8月7日(土)2:30PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 指揮:秋山 和慶
 ヴァイオリン:竹澤 恭子
 オルガン:都築由理江

 ショスタコーヴィチ:祝典序曲
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
 サン=サーンスの交響曲第3番「オルガン付き」

 今年の名古屋はサン=サーンス:交響曲第3番ハ短調「オルガン付き」の当たり年です。
 以下のように、すべてのプロオーケストラが「オルガン付き」の演奏会を開くようです。

 3月 3日(水):名フィル&&円光寺雅彦「令和3年3月3日はサン=サーンスの日」
 7月31日(土):愛知室内オーケストラ&矢崎彦太郎「サン=サーンス没後100年」
 8月 7日(土):中部フィルハーモニー交響楽団&秋山和慶「創立20周年記念コンサート」
 10月22日(金):セントラル愛知交響楽団&佐々木新平「特別演奏会~オーケストラとオルガンの饗宴~」

 竹澤 恭子さんは大府市出身。
 3歳からヴァイオリンを才能教育、山村晶一氏(鈴木鎮一先生の弟子)に学ぶ。
 つまり僕の妹弟子になるわけですよ。
 年齢もレベルも違いすぎて、面識も無いけれどもね。

 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、以前神尾真由子さんの演奏を聴いて、あまりの退屈さに途中退場したことがあり、それ以来この曲には恐怖心があります。
 しかし、今日の竹澤さんは素晴らしかった。
 これならウィーンフィルやベルリンフィルのソリストでも務まるでしょう。
 ソロアンコールはオーケストラ付きの「懐かしい土地の想い出=メロディ」かと思いますが情報無し。

 サン=サーンスの3番はやはりオルガンの部分が魅力的ですね。
 第1楽章の夢見るような第2種主題、ホールを揺るがす第2楽章の冒頭など。
 出番が少ないピアノが強く出されていたことが特徴的。
 ホルンにミスが多かったのが残念でした。

 このような大曲にアンコールは無いだろうし、宗次ホールのコンサートに向かうために早くホールを出ましたが、廊下で「ニムロッド」ガ聞こえてきました。
 結局「ニムロッド」はロビーのモニターで聴くことになりました

 話は変わって、愛知県は明日からまん延防止措置ですが、コンサートに変化は無いようでした。
 その中でコスプレサミットが開かれており、芸文前のオアシス広場はコスプレがいっぱい。
 金メダルを囓って非難を浴びている河村市長(高校の先輩)は、急遽サミット開会式出席を取りやめたようです。

 トリエンナーレでオペラ上演を中止し、代わりに昭和天皇の肖像を焼いたフィルムを「表現の自由」だと言い張る県知事と金メダルを囓ってしまう市長。
 名古屋もなかなか困ったものです。