2021年10月30日2:00PM(土)
愛知県芸術劇場 大ホール プッチーニ《ラ・ボエーム》

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 名古屋では演奏会場は少なく、音楽イヴェントは少ないのに、同じ日、同じ時間に愛知県芸術劇場大ホールでは《ラ・ボエーム》、愛知県芸術劇場コンサートホールでは『ラファウ・ブレハッチ・コンサート』が開かれるのです。
 僕は《ラ・ボエーム》を選びました。

 2021年10月30日2:00PM(土)
 愛知県芸術劇場 大ホール
 プッチーニ《ラ・ボエーム》
 
 ミミ:安藤赴美子
 ロドルフォ:宮里直樹
 ムゼッタ:横前奈緒
 マルチェッロ: 今井俊輔
  ショナール:北川辰彦
 コッリーネ:デニス・ビシュニャ
 ベノア:清水宏樹
 アルチンドロ:小林由樹

 合 唱:C.ヴィレッジシンガーズ
 管弦楽:名古屋フィルハーモニー交響楽団

 指揮と演出は2021年10月10日(日)、びわ湖ホール中ホール プッチーニ 《つばめ》のコンビである、指揮:園田隆一郎 演出:伊香修吾。

 伊香 修吾(いこう しゅうご)東京大学経済学部を経て同大学院経済学研究科修士課程修了。その後ロータリー国際親善 奨学金および野村国際文化財団奨学金を受けてロンドンに学び、ミドルセックス大学大学院舞台演出科修士課程修了。

 第1幕の幕が上がると、がらんとした部屋のベッにヴィオレットが横になっています。
  んん? ヴィオレッタ??
 舞台が明るくなると、ボヘミアン達が浮き上がっています。
 つまり、この演出は《ラ・ボエーム》を《椿姫》に落とし込み、ミミの想い出としたものなのです。

 ミミは全幕に登場し、ウロウロしています。
 「カフェ・モミュス」にコーラスは出てきません。
 裏コーラス。
 そして最初の場面に戻って終わるわけです。
 貧相だけれど、面白い演出だと思いました。

 歌手はそれぞれの役にあったメンバーで、良いアンサンブルだと思いました。