名フィル コバケン・スペシャル2021
2022年3月15日(火)6:45PM 愛知県芸術劇場コンサートホール

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 名フィル コバケン・スペシャル2021
 2022年3月15日(火)6:45PM
 愛知県芸術劇場コンサートホール

 小林研一郎(指揮/名フィル桂冠指揮者)
 周防亮介(ヴァイオリン)*
 朝岡聡(司会)

 J.シュトラウスⅡ世:ワルツ『春の声』 作品410
 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 作品35*
 スメタナ:連作交響詩『わが祖国』より「ヴルタヴァ(モルダウ)」
 ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
 ヴォルフ=フェラーリ:歌劇『マドンナの宝石』より第2幕への間奏曲
 ラヴェル:ボレロ

 3月5日に聴いた服部百音さんのチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲が素晴らしかったのに、同じ3月に周防亮介さんの同じ曲を聴けるとは、ヴァイオリニストを聴き比べるチャンスです。
 周防さんはロングヘアで口紅を塗って、妖しいルックスです。
 
 しかしその音は会場の最後列まで響き、技術的にもしっかりしたものです。
 楽器は宗次コレクションより貸与されている1678年ニコロ・アマティ。
 小栗まち絵、大谷康子、原田幸一郎、神尾真由子、マキシム・ヴェンゲーロフ各氏に学ぶ。

 ソリスト・アンコールは タレガ[R.リッチ編]:アルハンブラの思い出[ヴァイオリン独奏版]。
 有名なギターの曲ですが、どうやってあのギターの分散和音をヴァイオリン演奏するのでしょう?

 しかし最近は、ピアノ、ヴァイオリン、チェロと次々と若い才能が現れて驚いてしまいます。

 コバケンさんを聴くのは何十年ぶりでしょうか?
 彼が大学生の頃かな。

 僕は2003年の年末年始に年にハンガリー旅行をしました。
 で、ブダペスト空港のタクシー運転手が突然運転手さんが「ケンイチローコバヤシ」を知っているか?」と聴いてきまして (@o@)、「コバケンさんがハンガリーで人気」というのは本当なんだな、と思いました。

 本日は本場の演奏を聴くことを楽しみにしていましたが、でもよくよく考えれば、『モルダウ』はチェコのプラハの曲でしたね。