セントラル愛知交響楽団第198回定期演奏会 ~夏・夢~
指 揮:角田鋼亮(常任指揮者)  ピアノ:小山実稚恵*
2023年7月9日(日)2:30PM 三井住友海上しらかわホール
 
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 セントラル愛知交響楽団第198回定期演奏会 ~夏・夢~
 2023年7月9日2:30PM
 三井住友海上しらかわホール

 指 揮:角田鋼亮(常任指揮者)
 ピアノ:小山実稚恵*

 ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
 ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15*
 ドヴォルザーク:交響曲第6番ニ長調Op.60

 ドビュッシーは曲名にふさわしい、美しい演奏でした。
 ベートーヴェンとは全く異なる音楽で、新しい道を切り開いたドビュッシーは偉大な作曲家だと思っています。

 ブラームスのピアノ協奏曲第1番は大好きで、プログラムに書かれた「若書きの狂おしいほどの激しい情熱に満ちた」演奏が聴きたい。
 今まででは、2011年9月4日に可児市で聴いた清水和音さんとアルミンクの共演が良かった。

 我がオケでも演奏したことがありますが、交響曲などに較べるとオーケストレーションが未熟で驚きました。
 24歳の時に完成ですか。
 それでも曲は大好きですけれどもね。

 本日の演奏、角田さんの指揮は端正なものでした。
 僕にとっては、最初から熱情不足。
 もっと指揮棒プルプルしないと。
 小山さんの演奏もそれに合わせて、何か「ガラスの天井」がある感じ。
僕としては「ガラスの天井」を突き破って、会場が爆発するような演奏が聴きたかった。
 ほぼ満席だった会場からの拍手は盛大でした。

 ドヴォルザークの交響曲第6番は初めて聴きました。
 第3楽章のスラブ舞曲が盛り上がった演奏でした。
 名誉音楽監督であるレオシュ・スワロフスキーの遺産でしょう。