野外オペラとオーストリアの旅(2)1993年8月8日(日)
ブダペスト(1)
※ブダの丘,マチャーシュ教会,エリザベート皇后,王宮

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 ブダペストで下船するとまず両替と簡単なパスポートチェック。
 外に出るとタクシーの元締めみたいな人が居て、その人に行き先を言ってチケットを買う。
 ハンガリー後はもちろん分からないので、ガイドブックを見せながらまずはブダの丘へ。

 マチャーシュ教会(→)は13世紀に建てられ、ブダペストのシンボルともなっている。
 1867年6月8日に、フランツ・ヨーゼフ皇帝とエリザベート皇后の戴冠式が、この教会で行われた。
 当時ハンガリーではオーストリアに対する激しい独立運動があったが、エリザベート皇后の取りなしもあり、同じ皇帝を持つ連邦国家ということで、オーストリア=ハンガリー二重帝国が成立した。
 このアウグスライヒ(寛容・妥協)はハンガリーびいきのエリザベート皇后にとっては偉大な勝利であり、一方オーストリア側(ゾフィー皇太后)にとっては外交的敗北になるわけだ。


 マチャーシュ教会の前にはピエロの格好をした大道芸人が立っていた。
 この人は凄かった。 全く動かないんだな。
 目は閉じないし、息は‥‥息はしているんだろうね (^_^;。
 あまり凄かったので写真を載せておこう。


 右側の写真の後ろに見えるが「漁師の砦」で、ドナウ川の展望台になっている(↑)。
 ブダの丘からの景色はガイドブックの写真どおり、ドナウ川とペストの町が目の前に広がる絶景だ。

 昼食はマチャーシュ教会のそばの《ファケテ・ホロ》で、肉と魚のハンガリアンスペシャリテートを各一人前注文したら、山盛りの料理が出てきた。
 味付けはもちろんパプリカ風味。
 これで3000円は安いが、とても全部は食べられない。

ハンガリー料理 ↑ オイゲン公 ↑


 昼食後はブダ観光の続き。
 王宮の前に騎馬像があるので見に行ったら、これが《サヴォイのオイゲン公》で、ウィーンの王宮の前と一緒。 
 さすが救国の英雄で人気があるんだ。
 王宮の中は美術館になっていて、ハンガリーの歴史関係の絵画が展示してある。
 トルコ帽をかぶった人とターバンを巻いた人との戦いの絵があったけれど、あれはトルコ帽をかぶった人がハンガリー人で、ターバンを巻いた人がトルコ人なんだろうか?

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