クラウディオ・モンテヴェルディが音楽監督として勤めていた聖マルコ寺院はものすごい観光客ラッシュだ。
一番奥の祭壇の裏にある、金と宝石の細工「パラ・ドーロ」の巨大さには度胆を抜かれた。
本当に宗教は怖い。
聖マルコ寺院の近くにヴィヴァルディが「赤毛の司祭」として働いていた「ピエタ教会」があった。
しかし、表の扉が押しても引いても開かない。
いたしかたなく、壁のプレートのアップの写真を取っておいた。
サンマルコ広場に戻り、カフェフローリアンでカプチーノとエスプレッソとティラミスを注文。
しかし、ティラミスはなかったので、フルーツケーキにする。
店の前のステージでは、ヴァイオリン、ピアノ、ベースなどで演奏をしているが、これが凄く上手。
でも聴いている客は我々二人。
観光客は沢山いるし、椅子はいっぱい空いているのに。
それからフェニーチェ歌劇場へ。
古い建物で印象が薄いんだが、玄関の階段にはバックパッカーが座り込んでいた。
フェニーチェ劇場のこけら落としは1792年。
しかし、1836年12月に火事で燃え落ちてしまった。
写真は1837年に再建されたフェニーチェ劇場だが、この建物は、その後1996年1月に、改装工事の失火で再び焼失してしまった。
そして、楽しみにしていたイタリア料理の昼食は、フェニーチェ劇場前のレストラン《AL
TEATRO》。
モッツァレラチーズ、スパゲッティ、リゾット、ニョッキ、などなど、出来るだけ多くのイタリア料理を食べてみた。
「ヴェネツィアで食事するのは一生一度。金に糸目は付けない、矢でも鉄砲でも持ってこい」という 覚悟で、料理を堪能した。
デザートには人気のティラミスを注文して、これがまた美味しかった。
それ以来、自分のことを「本場のティラミスを知る男」なんて言っているわけだ
(^_^) 。
ヴェネツィアの後は世界最古の解剖実習室があるというパドヴァに行ってみたかったんだが、時間が足りない。
いたしかたなく、今回の旅行の目標の一つであるヴェローナオペラ《カルメン》に向かった。
|
前のページへ 旅行記の目次へ ホームページへ 次のページへ
|