野外オペラとオーストリアの旅(11)1993年8月12日
ツィラータール

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 ザルツブルクへ行く途中に、ツィラータールに寄ってみた。
 インスブルックから汽車に乗り、20分でイェンバッハに到着。
 「ツィラータール」と書いてある矢印に従って駅の外に出るとマイヤーホーフェン行きのバスが停まっていて、我々が乗り込むとすぐ出発した。

 バスはいかにもチロルらしい村々のバス停に停まりながら進んで行くが、山の中に入って行くという感じはしない。谷が広いためだろう。
 途中で有名なツィラータール鉄道の蒸気機関車も見えた。食堂車も付いていた。

 バスの終点マイヤーホーフェンはツィラータール観光の中心地だが、予想よりずーっと大きい町だ。
 町の中もアスファルトの道路で、車が頻繁に行き来している。
 鄙びたチロルの田舎というよりも、繁華街という感じ。
 あまり良くない印象を持つ。
マイヤーホーフェン AHORNBAHN山頂


 ペンケン山に上ろうと、駅から見えたロープウェイを目指し歩き始めたが、遠いのなんのって。
 30分以上かかってやっとたどり着いたが、これがペンケン山とは町をはさんで反対の山に登るAHORNBAHN(670M-1965M)というロープウェイ。
 ペンケン山へのロープウェイは途中にあったんだ。
 自分の不勉強は不勉強として、町の中の案内が実に不親切だと思う(ペンションの案内ばかりなんだ)。

 まあ何でもいいから登ってしまえ、とロープウェイに乗り込む。
 高所恐怖症なのでとても恐い。

 頂上からの景色はペンケン山に較べて、ツィラータール・アルプスに近い分迫力はあるが、視野が狭くなるということだろう。
 氷河も見えるが、すすけた雪のかたまり、と言う感じで、特に感銘は受けなかった。

 帰りはツィラータール鉄道でイェンバッハに向かう。
 残念ながら蒸気機関車ではなく新しい車両だったが、こちらの方が乗り心地はいいのだろう。

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