野外オペラとオーストリアの旅(13)1993年8月13日
ザルツカンマーグート(シャフベルク)
※白馬亭,ベナツキー,ドレミの歌,登山電車

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 8月13日、朝8時15分、バートイシュル行きのバスにのってザルツブルグ駅前を出発した。
 最初の目的地は映画《サウンドオブミュージック》の『ドレミの歌』に出てきた、蒸気機関車で有名なシャフベルグ登山鉄道。

 フッシュル湖を経由してザンクトギルゲンで下車。湖まで徒歩5分くらいで観光船乗り場に到着。
 この日は快晴でシャフベルグ(1783メートル)の頂上までよく見える。
 観光船に乗り30分でシャフベルグ鉄道駅に到着。ここまでは順調だった。


 登山電車の駅の窓口にはたくさんの人が並んでいる。
 この鉄道はユーレイルパスが使えるが、整理券が必要とのことなのでその列に並ぶ。
 やっともらった整理券には13:25と書かれている。
 なんと3時間待ち(本数が少ないんだ)。

 しかたがないのでザンクトヴォルフガングの町まで歩き、町をぶらつき、白馬亭の湖上レストランで時間をつぶす。
 ここに来たのは2回目、何年ぶりだろう。
 あの時はディアンドル姿のウェイトレスと記念写真を撮っんだ。
 今回は男のウェイターばかり。
 湖の向こうには、ダッハシュタイン山の大きな裂け目が見える。
 このホテルの外壁と、裏の公園にはオペレッタ『白馬亭にて』の作曲者、ベナツキーのレリ−フ(写真右→)と胸像がある。

 早めに駅に戻り、隣りのカフェでレバークネーデルズッペとシュナプスを試す。
 シュナプスはウォッカみたいなものだ。イタリアのグラッパと同じ。

 さて、いよいよ出発だ。『ドレミの歌』に出てきた蒸気機関車にも乗ってみたかったが、時間が大切なので先頭の電車に乗る(単線なので4台くらいまとめて走る)。
 高さが上がるにつれて視界が開ける。約40分で頂上に到着。
 まずすることは帰りの予約。頂上での時間は1時間ちょっと。

シャフベルク頂上
 
  頂上の寸前から霧が出てきて視界は余り良くないが時々霧が切れるので、継ぎ足しながら一応360度のパノラマを見ることが出来た。
 目の前にはヴォルフガング湖とその後ろにアルプスの山々(左の高い山がダッハシュタイン)。
 そして右手遠くにフッシュル湖。
 後ろは断崖絶壁となっていて、モント湖とアッター湖が見える。
 間違いなく《ザルツカンマーグートの展望台》。
 ヘリコプタ−があって、遊覧飛行ができるようだ。

 帰りの電車の中は暑いし時間はかかるしでぐったり。高所恐怖症の僕でもやはりロープウェイの方がいいと思った。
 ふもとに着いたのは4時すぎで、シャフベルグ登山は1日仕事だ。
  

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