ロンドン・オペラとミュージカルの旅
4) ウェストエンド劇場巡り
 95年6月4日

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 6月4日(日)の1

 「ホテル・コプトーン・タラ」は、地下鉄「ケンジントン・ハイストリート」駅の近くにある。
 「ケンジントン・ハイストリート」は賑やかなところだし、ホテル自体にも不満はないが、地下鉄「サークル・ライン」と「ピカデリー・ライン」の乗り換え(グロースター・ロード駅)に時間がかかる。
 「ピカデリー・サーカス」までなら9番のバスで一本だが、それより先に行くのには不便なホテルだった。

 この日は朝からウエストエンドの劇場をひとめぐりしてみる。
 ウエストエンドの劇場は日曜休みだから、明日からの観劇のための場所の確認ですね。

 部屋を出たところで、カード型のキーを部屋に忘れたことに気づく。
 フロントでそう言ったところ、『YOU NEED のざき』という返事。
 《のざき》ってなんだ?
 ゆっくり聞いてみると、『NEW OTHER KEY』と言っているようだ。
 これが有名な「ロンドン訛り」なのか!
 その後、色々なところで『イエッシャー(YES , SIR !)』と言われたような気がする。

 日曜のためか、街はひっそりとしている。
 トラファルガー広場にもピカデリー・サーカスにも人がいない。
 11時から「そごう」が開いたので、受け付けのお姉さんに「観光資料が欲しい」と言ってみたんだけれど、「こちらにはございません」と言われてしまった。

 レスター・スクエア周辺も歩いてみる。
 ハーフ・プライス・チケット・ブースも日曜日はお休みのようだ。

 この日は朝から曇り空だったんだけれど、まあ晴れるだろうという甘い観測で、傘を持たずに出てきたら、強い雨が降ってきて参ってしまった。
 今年のロンドンは例年になく天候が悪いそうだ。

 地下鉄でコヴェントガーデンに移り、大道芸人のパフォーマンスを見てから、雨宿りを兼ねて《劇場博物館》に飛び込む。

 これからの記載は1£=140円でお読み下さい。

 ここにチケットオフィスがあったので、まず8日の《オペラ座の怪人》のソワレを申し込むと『あまり良い席ではないが、たった一枚の残りがあります』ということで£ 14.5 (2000円)のチケットを購入。

 続いて7日の《レ・ミゼラブル》のソワレを申し込む。
 僕は通路よりが好きなので(アイル AISLE と言うんだそうだ)、そう言ってみると『アイルチケットは一番高い席しか残っていない』という返事。
 一番高いといっても£ 30 (4200円)なのでそれを購入。

 手数料は一枚につき£ 2.50(350円)。
 日曜日は休みのチケットオフィスが多いので(多分)、このチケットオフィスを見つけたのは運が良かった。
 ロンドンでチケットを買う人は、各劇場のボックスオフィスを回るのは体力的に大変だから、ここをお薦めしたい。
 もっとも、他のチケットオフィスは覗いてないけれど。

 翌日JCBに行ったついでに8日の《オペラ座の怪人》のチケットを取れるか聞いてみたら「£30 (4200円)のチケットを£80 (11200円)で手配します。まず手に入ります」とのことでした。
 前にも書いたように、日本で手配した「カーテンコール」は8500円でしたので、参考にして下さい。
 今回の経験では、マチネーならまず当日券があるようです。

 《劇場博物館》の中には昔からの劇場や役者のいろいろ展示がしてあるが、正直な話何がなんだか分からない。
 みんな英語で書いてあるから‥‥(^^;。
 売り物の《CATS》のメークアップをするコーナーにも人がいない。

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