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95年6月6日(火)の3 続いては「科学博物館」。 科学博物館はロイヤル・アルバート・ホールの近くなので、歩いて行く。 入り口で入場料を払い内部に入ると、まずその広さにびっくりしてしまった。 1階には宇宙ロケットなどが展示されている。 子供の集団が多いが、学校の遠足で来ているようだ。 日本語パンフレットあり。 さて、医学関係の展示は第4・第5フロア。 第4フロアは古代エジプトから現代の人工心肺を使った手術まで、医学の歴史が実物大のジオラマで展示されている。 第5フロアはサー・ヘンリー・ウェルカムから寄贈された膨大なコレクション。 ヴェザリウスの世界で最初の解剖学書《ファブリカ》とか、ハーヴェイの《血液循環論》の本とか、医学史の本でしか見たことがない有名な医学書が並んでいる。 また、種痘のジェンナー、消毒法のリスター、産婦人科のハンターなど有名なお医者さんゆかりの品が展示されているが、あまり数が多すぎて少し気分が悪くなった。 それからタクシーで「テート・ギャラリー」へ。 入って右側にある「クロエ・ギャラリー」にはターナーの絵がたくさん展示されている。 しかしどの絵も同じ色彩で、同じモヤモヤがかかっていて、あまり違いが分からない。 いっぱい集めすぎたため、有り難みが薄れたような気がした。 ミレーやロセッティなどのラファエロ前派は、建物左側の9・10番展示室にあった。 |