ロンドン・オペラとミュージカルの旅
25) バービカン
 95年6月7日(水)

前へ  ホームページ  ロンドンの目次  次へ
 

 《オリヴァー!》観劇後、地下鉄で《バービカン》へ。

 今夜は19時30分から《バービカン・ホール》で《ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団》を聴いて、途中から《レ・ミゼラブル》に移動する予定。

 《バービカン・ホール》へは地下鉄《バービカン》駅で降りて、アパートの間みたいなところを歩いていく。
 と、そこに突然入り口が開いていて、入ると中は広いスペース。
 ここが、コンサートホール、演劇用ホール共通のロビーになっているが、ジャズバンドが大きい音で演奏している。
 なにか、ホールとしてしまりがないような印象を持つ。

 我々が演奏会で劇場に行く時って、劇場に向かうアプローチを歩いていくと劇場が見えてきて、入口を入るとロビーがあって、という順序で、だんだん気持ちが盛り上がっていくものじゃありませんか。

 ところがこのホールはそうした思いやりがぜんぜんない。
 というよりも、そういうコンサート・ホールに対する期待を外してやろう、というような悪意さえ感じる。
 完成当時、大変評判が悪かったというのも当然だろう。

 本日の《ロイヤル・フィルハーモニック管弦楽団演奏会》は内容を知らずに、チケットを買ったんだけれど、プログラムを買ってみたら、ピストンとか、コープランドとか現代アメリカの作曲家の曲ばかりと分かってびっくり。

 僕の目的は、まずホールを見学すること。
 それを済ませた後、『こんな音楽で苦しむより』ということで、タクシーで《レ・ミゼラブル》に移ることにする。

ホームページ  ロンドンの目次  次へ