ロンドン・オペラとミュージカルの旅
29) 《オペラ座の怪人》
 95年6月8日(木)

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 《サンセット大通り》終了後、ピカデリー・サーカスの《タワー・レコード》へ。
 安い(500円くらい)ミュージカルのCDを売っていたので、たくさん買い込む。
 オリジナル・キャストではないんだけれど、帰国してから聴いてみたら結構いい演奏もあった。

 この日のソワレは19時45分から《オペラ座の怪人》。
 ハー・マジェスティーズ・シアターはピカデリー・サーカスから近い。

 パリのオペラ座の地下に住む醜い怪人はマスクで顔をかくして暮らしている。
 彼は踊り子のクリスティーヌに歌を教え、彼女を愛するが、クリスティーヌにはラウルという恋人が現れ。。。

 怪人がクリスティーヌを連れ去り湖の中をボートで行くと、霧のかかった床からたくさんの燭台が上がってくるという幻想的な場面と、第一幕の最後、シャンデリアが舞台に落ちてくる場面がみどころ。

 《オペラ座の怪人》はウェスト・エンドで一番チケットの取りにくい演目だというが、舞台全体に古くなってしまっている感じ。
 歌の面でもあまり満足できない。

 マチネの《サンセット大通り》と較べて歌唱力にあまりに差がありすぎる。
 あんなに好きだったこのミュージカルの音楽が、《サンセット大通り》の後では、あーら不思議、物足りないの。
 これは《オペラ座の怪人》が作品として《サンセット大通り》より劣る、と言っているわけではありませんから、念のため。

 これくらいだったら、劇団四季による日本公演の方がいいんじゃないだろうか?
 ロングラン公演ってこんなものかな?

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