ニューヨーク・オペラとミュージカルの旅 96年5月3日
8) サーディーズ & メトロポリタン美術館

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 さて、2時も近くなり、昼食を『サーディーズ』で取ることにしました。
 店に入ってみると、真っ赤な内装で、壁にはスターたちの似顔絵が掛かっています。
 僕が分かったのはマイケル・クロフォードだけ。
 《オペラ座の怪人》の格好をしていたから(^_^)。

 ミュージカルのオープニングにはパーティーの開かれることもあるというこのレストランですが、もう遅いので、50位の席に2割のお客さんです。
 最後には、我々の貸し切り状態になってしまいました(^_^;。
 なかなかメニューの内容が分からないので、ステーキを注文してみましたが、固かった。

 カードで払うと言うと、請求書を持ってきましたが、$62 で、サービスチャージは入っていないので、自分で適当な額を書け、というわけです。
 切りのいいところで、$70 と書いたんですが、何となく雰囲気がおかしい。
 で、ウェイターが帰ってきたときに訊いてみました。

 『日本にはチップの習慣がないので良く分からないのだが、ひょっとしてさっきの金額は少ないのではないか?』
 『よろしいですか、サー。 サービスチャージは料金の 15%なので、$10 になります。 あなたは$8下さいましたが、これでは$2足りません』
 『オー、ソーリー!』 ということで5ドル札を渡すと彼は大変喜んで、我々は友好的に別れることが出来ました(^_^)。 

 さて、今回の旅行の目的の一つであった『サーディーズ』での食事も済みましたが、雨はなお降り続いています。
 それでは、ということで『メトロポリタン美術館』に行くことにしました。

 『メトロポリタン美術館』はとても大きな美術館なので、西洋美術の有名なところだけ見ることにしました。
 しかし、大きすぎてどこに何があるか、ガイドブックを見てもなかなか理解できません。
 受付には日系らしいお姉さんがいます。
 『ハロ〜』と言ってみると『はい!』というお返事で、これが本物の日本人。
 いろいろ日本語で説明していただいて、助かりました。

 まあ、適当に回った感想なんですが、有名な画家の絵は多いが、教科書なんかに出てくる有名な絵は少ないですね(私の知識が無いだけなんですが ^_^;)。
 目に付いたところでは、クラナッハの《パリスの審判》《ユーディット》という絵は見たことがあります。
 レンブラントの《Bellona》という、鎧兜姿の女の人の絵は、ワルキューレみたいでした。
 ゴッホの《糸杉》は、『ゴッホ展』で、名古屋で見たような気がします。

 二階のカフェでは、弦楽アンサンブルがウィンナーワルツを演奏しています。
 それがエントランスロビーまで響いて、なかなかいい感じでした。
 
 
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