前へ ホームページ 96年NYの目次 次へ |
さて、2時も近くなり、昼食を『サーディーズ』で取ることにしました。 店に入ってみると、真っ赤な内装で、壁にはスターたちの似顔絵が掛かっています。 僕が分かったのはマイケル・クロフォードだけ。 《オペラ座の怪人》の格好をしていたから(^_^)。 ミュージカルのオープニングにはパーティーの開かれることもあるというこのレストランですが、もう遅いので、50位の席に2割のお客さんです。 最後には、我々の貸し切り状態になってしまいました(^_^;。 なかなかメニューの内容が分からないので、ステーキを注文してみましたが、固かった。 カードで払うと言うと、請求書を持ってきましたが、$62 で、サービスチャージは入っていないので、自分で適当な額を書け、というわけです。 切りのいいところで、$70 と書いたんですが、何となく雰囲気がおかしい。 で、ウェイターが帰ってきたときに訊いてみました。 『日本にはチップの習慣がないので良く分からないのだが、ひょっとしてさっきの金額は少ないのではないか?』 『よろしいですか、サー。 サービスチャージは料金の 15%なので、$10 になります。 あなたは$8下さいましたが、これでは$2足りません』 『オー、ソーリー!』 ということで5ドル札を渡すと彼は大変喜んで、我々は友好的に別れることが出来ました(^_^)。 さて、今回の旅行の目的の一つであった『サーディーズ』での食事も済みましたが、雨はなお降り続いています。 それでは、ということで『メトロポリタン美術館』に行くことにしました。 『メトロポリタン美術館』はとても大きな美術館なので、西洋美術の有名なところだけ見ることにしました。 しかし、大きすぎてどこに何があるか、ガイドブックを見てもなかなか理解できません。 受付には日系らしいお姉さんがいます。 『ハロ〜』と言ってみると『はい!』というお返事で、これが本物の日本人。 いろいろ日本語で説明していただいて、助かりました。 まあ、適当に回った感想なんですが、有名な画家の絵は多いが、教科書なんかに出てくる有名な絵は少ないですね(私の知識が無いだけなんですが ^_^;)。 目に付いたところでは、クラナッハの《パリスの審判》《ユーディット》という絵は見たことがあります。 レンブラントの《Bellona》という、鎧兜姿の女の人の絵は、ワルキューレみたいでした。 ゴッホの《糸杉》は、『ゴッホ展』で、名古屋で見たような気がします。 二階のカフェでは、弦楽アンサンブルがウィンナーワルツを演奏しています。 それがエントランスロビーまで響いて、なかなかいい感じでした。 |