フォーラムホテルにチェックインだけして、地下鉄でレスタースクエアに向かう。
本日の観劇はイングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)の《オルフェオとエウリディーチェ》だ。
イングリッシュ・ナショナル・オペラは猿岩石で有名なトラファルガー広場の近くにある。
で、レスタースクエアの駅で通りがかりの人に、トラファルガー広場がどちらにあるのか聞いてみたんだが、みんな知らないの。
観光客ばかり (^_^) 。

やっと7時15分にイングリッシュ・ナショナル・オペラがあるコリシアム劇場に到着したが、ロビーには誰もいない。
7時開演だったんだそうだ (^_^;。
チケット窓口で聞いてみたところ『本日は立ち見席しかない。£5(1000円)』とのこと。
安いので喜んでしまった (^_^) 。
ついでに、19日の《ファウストの劫罰》のチケットも購入。
係員の案内で立ち見席に行くと、そこでは2〜30人の人が立ち見をしていた。
この公演は新演出なんだそうで、人気があるようだ。
グルック 《オルフェオとエウリディーチェ》
ロンドン・コリシアム劇場 1997年4月12日(土)7:00PM
ORPHEUS:MICHAEL CHANCE
EURYYDICE:LESLEY GARRETT
AMOR:HELEN WILLIMS
CONDUCTOR:JANE GLOVER
DIRECTOR:MARTHA CLARKE
グルック(1714〜1787)作曲のオペラ《オルフェオとエウリディーチェ》は、オルフェオが死んでしまった愛妻エウリディーチェを生き返らせに地獄に行くという、有名な神話を扱っている。
僕が入場したところは、天使の翼を背負った愛の神がオルフェオの願いを聞き入れ、励ます場面だった。
舞台は黒い床に岩がボコボコと置いてあるだけの抽象的なもの。
照明だけで場面転換をしている。
オーケストラは小編成のバロックスタイル。
で、オルフェウスが地獄に行く場面になるんだが、そこでは黒い服を着た3〜4人の女性が、舞台を引きずり回されている。
あまりひどく地面に打ちつけられたりするものだから『人形かな?』と思って見ていたんだが、自分で動き出したので人間だったんだ(@_@)。
引きずられる度に黒いドレスがめくれ上がるんだが、どうも下着をしていないように見えるので、オペラグラスで確認したところ、残念ながら肌色の下着を付けてることが判明した
(^_^;。
しかし、しばらく見ていたら、何となく先が読めてしまった。
演出が常識的なのね。
オルフェオの MICHAEL CHANCE は有名なカウンターテナー(男声アルト)なんだそうだが、声量が少ないような気がした。
ということで20分位で観劇修了。
もう一つの目的であった、ミュージカル《マルタン・ゲール》に向かった。
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