ロンドン・ミュージカル紀行 1997年12月30日(火)
4) ロンドン塔 ポーターズ ナショナル・ギャラリー

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 30日は、まずロンドン塔に行ってみた。
 昨秋に地元の名古屋で見たスーパー一座公演《リチャード3世》(シェークスピア)の舞台となったロンドン塔を、一度見ておきたかったわけだ。

 タワーヒルの地下鉄駅からロンドン塔に向かったが、チケット売場から 200メートルくらいの列ができていてビックリ (@o@)。
 外国人がこんなに並ぶ観光名所って、日本には無いんじゃないかな?
 あらためて、ロンドン塔(というかロンドン)は、すごい観光地なんだと思う。

 30分くらい並んで10:40AM入場 。 入場料は8.50ポンド 。
 内部も混雑していて、1:00PM観光終了。
 すっかり時間を取ってしまった。

 幼いエドワード5世と弟のヨーク公がリチャード3世によって幽閉され、殺されたというブラディー・タワー。
 この建物はウォルター・ローリーが幽閉された建物と同じで、ローリーが住んでいた頃の様子が再現されていたが、なかなか居住性は良さそうだった。

 先王ヘンリー6世が暗殺されたというウェークフィールド・タワーの礼拝堂。
 リチャードの兄クレメンスがマデイラ産ワインの酒樽で溺死させられたというバウヤー・タワー。
 スーパー一座のおかげで、これらの建物を関心を持って見ることが出来た (^_^) 。

 あとはドニゼッティの《アンナ・ボレーナ》のヒロイン、アン・ブーリンが処刑されたタワー・グリーンの処刑場。
 彼女の遺体は隣のロイヤル・チャペルに適当に埋められたそうだ。

 さて、火曜日にマチネが上演されているのは《スターライト・エクスプレス》と《CATS》。
 で今回は、今まで見たことがない《スターライト・エクスプレス》を見ることにして、アポロ・ヴィクトリア劇場へ。
 ところが、当日券はソールドアウトだった (^_^;。
 これには驚いた。
 近くのヴィクトリア・パレス劇場で31日の《FAME》を購入してから《CATS》にも行ってみたが、こちらも売り切れ。

 僕は寒いこの時期、ロンドンはシーズンオフかと思っていたんだが、とんでもない。
 街の中も劇場も人でいっぱい。
 前後左右から違う言語が聞こえてくる。
 考えてみれば、年末年始の休暇で、世界から観光客がロンドンに押し寄せているようだ。
 で、『ロンドンといえばミュージカル』ということで、劇場にも観光客が押し寄せているのではないだろうか?

 そういえば、コヴェントガーデンのカフェで、隣り席の着飾った御婦人3人組から『ジャパニーズ?』と聞かれたので、『イエス』と答えたら、『フィルムをFIXして頂戴』とカメラを渡されてしまった (@o@)。
 『日本人ならできるはず』って言うんだな (^_^;。
 オリンパスのカメラで、何とかセットはできたんだが (^_^) 。

 で、この3人組の話している言葉が分からない。
 アメリカの上流階級みたいなゴージャスな服装なんだが‥‥。
 で、聞いてみたら、イスラエルなんだそうだ。

 さて、《スターライト・エクスプレス》と《CATS》がソールドアウトだったために出来た時間でゆっくり昼食を、ということでコヴェントガーデンの『ポータース』へ。
 ローストビーフとステーキ&マッシュルームパイを注文。
 日本人、数組あり。

 それからナショナル・ギャラリーに行ってみた。
 ここには有名な絵が沢山あるんだが、巨大な美術館で歩き疲れた。

 その中で僕が一番気に入ったのは ELIZABETH LOUISE VIGEE LE BRUN (1755ー1842)という女流画家の描いた『SELFPORTRAIT IN ASTRAW HAT 』 (1782)という絵。
 この人、絵が上手なだけではなくて、すごい美人なんだ (^_^) 。

 レスタースクエアのお店でラムケバブを食べて、観劇へ。
 本日のソワレは《ジーザス・クライスト・スーパースター》と《ミス・サイゴン》をハシゴする予定。
 
 
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