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《ジーザス・クライスト・スーパースター》 LYCEUM劇場 1997年12月30日(火)7:45PM JESUS OF NAZARETH:GLENN CARTER JUDAS ISUKARIOT:MARK CARROLL MARY MAGDALENA:GOLDA ROSHEUVEL ユダは RAMON TIKARAM 、マリアは JOANNNA AMPIL のアンダースタディ。 昨年4月に見たときは空席も見られたが、この日は満席。 やはり年末年始の観光客の影響があるんじゃないかな。 グレン・カーターのジーザスは、少し小柄。 舞台姿は、まあイエス・キリストっぽいかな。 しかし歌唱は、その気になれば大きな声がでるのに、語るように歌う部分が多く、気に入らなかった。 バルサモを聴いた人なら誰でも驚嘆したであろう『ゲッセマネ』のロングトーン‥‥これは無かった(唖然)。 アンダースタディのユダ役はふだんはシモンを歌っている人で、少し太め。 歌の面では不満はなかったが、それほど悩んでいるようには見えなかった。 マリアもアンダースタディで、声はまあまあなんだが‥‥。 その他のキャストとコーラスは迫力のある歌声。 劇団四季なみ (^_^) 。 演出はオープニングからいろいろ変更があったが、思わせぶりで余分な動きが増えて、かえって散漫になってしまったような印象を持った。 『これじゃダメだな』というのが、残念ながら今回の感想。 そういえば、地下鉄の駅なんかで『JUDAS』と赤く書かれた字が目について、よくよく見ればこれが《JCS》のポスター。 で、写真はユダ役の人の方がずっと大きいのね。 だから、ユダが本役のキャロルならまた印象が違ったかも。 たぶん違わないと思うけれど‥‥。 まあ、昨年に見た、スティーブ・バルサモ、ズビン・ヴァルラ、ジョアンナ・アンピルの舞台を想い出に、これからの人生を生きて行くしかないかな。 第一部が終わったところで、ロイヤル・ドルリー・レイン劇場《ミス・サイゴン》に移動しました。 |