ロンドン・ミュージカル紀行 1997年12月30日(火)
5) 《ジーザス・クライスト・スーパースター》 LYCEUM劇場

前へ  ホームページへ  ロンドン紀行目次へ  次へ
 
 
 《ジーザス・クライスト・スーパースター》 LYCEUM劇場
     1997年12月30日(火)7:45PM

  JESUS OF NAZARETH:GLENN CARTER
   JUDAS ISUKARIOT:MARK CARROLL
   MARY MAGDALENA:GOLDA ROSHEUVEL
  ユダは RAMON TIKARAM 、マリアは JOANNNA AMPIL のアンダースタディ。

 昨年4月に見たときは空席も見られたが、この日は満席。
 やはり年末年始の観光客の影響があるんじゃないかな。

 グレン・カーターのジーザスは、少し小柄。
 舞台姿は、まあイエス・キリストっぽいかな。
 しかし歌唱は、その気になれば大きな声がでるのに、語るように歌う部分が多く、気に入らなかった。
 バルサモを聴いた人なら誰でも驚嘆したであろう『ゲッセマネ』のロングトーン‥‥これは無かった(唖然)。

 アンダースタディのユダ役はふだんはシモンを歌っている人で、少し太め。
 歌の面では不満はなかったが、それほど悩んでいるようには見えなかった。
 マリアもアンダースタディで、声はまあまあなんだが‥‥。
 その他のキャストとコーラスは迫力のある歌声。 劇団四季なみ (^_^) 。

 演出はオープニングからいろいろ変更があったが、思わせぶりで余分な動きが増えて、かえって散漫になってしまったような印象を持った。
 『これじゃダメだな』というのが、残念ながら今回の感想。

 そういえば、地下鉄の駅なんかで『JUDAS』と赤く書かれた字が目について、よくよく見ればこれが《JCS》のポスター。
 で、写真はユダ役の人の方がずっと大きいのね。
 だから、ユダが本役のキャロルならまた印象が違ったかも。
 たぶん違わないと思うけれど‥‥。

 まあ、昨年に見た、スティーブ・バルサモ、ズビン・ヴァルラ、ジョアンナ・アンピルの舞台を想い出に、これからの人生を生きて行くしかないかな。

 第一部が終わったところで、ロイヤル・ドルリー・レイン劇場《ミス・サイゴン》に移動しました。
 
 
前へ  ホームページへ  ロンドン紀行目次へ  次へ