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この《FAME》は期間限定公演(10週間?)。 僕は日本公演は後半だけ見て、それほど気に入ったわけではないんだが、「期間限定」というところに惹かれて (^_^ゞ、ヴィクトリア・パレス劇場に行って参りました。 《FAME》 ヴィクトリア・パレス劇場 1997年12月31日(水)7:30PM JOE VEGAS:KEV ORKIAN SERENA KATZ:KIMBERLEY PARTRIDGE NICK:CHRIS LENNON MABEL:JACQUI DUBOIS TYRONE JACKSON:NEIL JOHNSON IRIS:REBECCA REANEY CARMEN:LUCY WILLIAMSON SCHLOMO:PAUL LYONS GOODY:CHRISTOPHER HOWELL LAMBCHOPS:NINA FRENCH MR MYERS:MARK FAITH MISS SHERMAN:MICHELLE DIXON MR SCHEINKOPF:MICHAEL BELL MISS BELL:MAZZ MURRAY 今回の旅では、どこの劇場も満席状態だったんだが、ここだけは8割くらいの入り。 外観は古めかしいが、内装が新しい劇場。 舞台は(教室の)壁で囲まれ、背景の絵が変わる。 デッキ状の2階があって、移動式の階段が現れる。 なかなか舞台装置の説明は難しい (^_^;。 まあ、シンプルで機能的な舞台だったということだ。 ストーリーは日本公演とほぼ同じ(だと思った)。 若くて貧乏な学生たちが恋をして、人生に苦悩する話は、いつの時代にも受けるものだとは思うけれど、少しステレオタイプ(型にはまった)か? タイロン(黒人)の行動には、わざとらしさを感じたな。 ラフな格好の学生たちが舞台に並ぶと《RENT》を思い出したりするんだが、内容的には(特に音楽の魅力には)大分差があると、僕は思った。 キャストは歌唱もダンスもなかなかのものだったが、PAってどれくらいの関係があるんだろう? スピーカーのボリュームの上げ下げで、印象ががらっと変わるような気もした。 キャストで一番良かったのはセレーナ役のパートリッジかな。 彼女はエポニーヌのアンダースタディだったそうだ。 あと書いておきたいのは、シャーマン先生が黒人だったこと。 もし白人だったら、タイロン(黒人)が字が読めないというエピソードに、人種差別的な要素を感じたかも。 それから、カルメンは自殺しなかった。 少なくとも、目に見える形では (^_^;。 卒業式でシェルモが『彼女はもう我々と一緒にいません。彼女の想い出のために歌います』と挨拶していた(と思う (^_^;)けれど。 僕は日本公演のカルメンの扱いが嫌でしたよ。 自殺するならお金を貰わなくてもいいんじゃないか? そこまで惨めなキャラクターにしなくても、と思いましたね。 カーテンコールは二人ずつペアで出てきたんだが、最後がタイロンとカルメンだったのは意外でしたね (@_@)。 |