ロンドン・ミュージカル紀行 1998年1月1日(木)
11) 新年 ウェストミンスター寺院

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 朝食のレストランでウエィトレスから『ハッピー・ニューイヤー!』と言われて、『今日は元旦だったのか!』と気が付いた (^_^) 。

 さて、このフォーラムホテルで不満を感じるのは、朝食が貧弱なこと。
 コンチネンタルで一人前2000円も取っているのに‥‥。
 ベーコンなどの入ったイングリッシュ・ブレックファストやジャパニーズ・ブレックファストを食べるには一人前660円の追加料金が必要。

 まあ新年だし、コンチネンタル・ブレックファストにも飽きたし、ということでジャパニーズ・スタイルの朝食を選んでみた。
 ご飯・みそ汁・生卵・海苔・納豆・卵焼き・焼き魚・漬け物といったところかな。
 味は‥‥まあいいでしょう (^_^) 。

 部屋で日本語TVを見ていたら、『スタジオパークからおめでとう(?)』が放送されていて、紅白歌合戦の映像が出てきた。
 美川憲一が空を飛んだとか、オーロラ照子の通天閣がうまく回らなかったとか (^_^;。

 本日の観光はダイアナ妃葬儀パレードの続きで、ホースガーズから。
 葬儀が行われたウェストミンスター寺院は、新年だというのに普通に観光できた。
 入り口で携帯電話のような日本語解説の器械を借りた。
 これが『5本目と6本目の柱の真ん中まで進み、12番を押して下さい』などと、オリエンテーリングみたい。
 時々、迷子になってしまった (^_^;。

 左手のチケット売り場から入ったすぐに、バロック時代の作曲家ヘンリー・パーセル(彼はこの教会のオルガニストだった)のお墓と、近代イギリスの作曲家たち、エルガー、ヴォーン=ウィリアムス、ブリテン、ウォルトン、ボールトの記念のプレートがあった。

 反対側のポエッツコーナーの壁には《メサイヤ》の『I KNOW THAT MY REDEEMER LIVETH』の楽譜を持った有名なヘンデルの像がある。
 彼のお墓はその前の床で、隣りは《オリヴァー!》のディッケンズ。

 《CATS》のT.S.エリオットのお墓もあったような気がするが‥‥。
 何せ、ここには有名人のお墓がいっぱい。
 オールド・パーのお墓もあったし、僕のようなお墓好きにはこたえられない教会だ (^_^;。
 ダイアナ妃の葬儀に出てきた聖歌隊席などの位置関係もよく分かった。

 テムズ川を渡って国会議事堂の写真を撮って、またウェストミンスターに戻ったが、オリーブとかベティのアドバルーンを持った一団を見つけた。
 ニューイヤーのパレードが、ここから始まるようだ。

 それから大英博物館に行ってみたが、休み。
 ここが休みになるのは1年に5日くらいなんだが‥‥。
 仕方がないので、地下鉄の売店で、サモサとかシシケバブとか、中東のファストフードを食べてから、ピカデリー・サーカスのジャパンセンターに新聞を買いに行く。

 ピカデリー・サーカスでは、ニューイヤー・パレードの真最中。
 道を埋め尽くした人々の後ろから覗いてみたが、ブラスバンドやバグパイプ。
 遠くの方にはオリーブとベティが見えた (^_^) 。

 レスタースクエアに移動したところで、突然強い雨。
 『 GARFUNKELS 』というファミリーレストラン(?)に飛び込んで、プディングとNYスタイルのチーズケーキを食べ、読売新聞を読み、《レ・ミゼラブル》の開演時間を待つことにした。
 
 
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