◇《ヴァンパイアのダンス》
さて、この『ミレニアム紀行』最後の観劇はライムント劇場のミュージカル《ヴァンパイアのダンス》。
ライムント劇場はグンペンドルファー・シュトラッセ駅の近くにあり、かつて《オペラ座の怪人》を観たことがある。
《ヴァンパイアのダンス》は1月下旬にクローズするということだが、劇場前には観光バスが列を作り、場内は満席であった。
《モーツアルト!》では大勢の日本人観客を見かけたが、《ヴァンパイアのダンス》では一人も見かけなかった。
《ヴァンパイアのダンス》 ライムント劇場
2000年1月2日(日)6:00PM
作曲:ジム・スタインマン
台本:ミヒャエル・クンツェ
舞台監督:ロマン・ポランスキ
Gaf von Krolock :HEIKO STANG
Alfred: BRUNO GRASSINI
Sarah: MICHAELA KOVARIKOVA
Professor Abronsius: WERNER BAUER
このミュージカルはロマン・ポランスキ監督のホラー映画をミュージカル化したものだが、なかなか見応え聴き応えがあった。
吸血鬼について研究しているアブロンジウス博士と学生のアルフレッドが、ある村にやってくる。
宿屋の娘サラはお風呂が好きみたいなんだが(入浴シーン多し (^_^) 、アルフレッドと互いに好意を持つ。
しかし彼女はクロロック伯爵の館の舞踏会に出かけ、アルフレッドと教授も彼女の後を追う。
もちろん伯爵の館はヴァンパイアの館なんだが‥‥。
まず、スタインマンの曲が、ロックからバラードまで、ソロからコーラスまで、実に魅力的。
舞台装置も大がかりなもので、階段がせり上がってシャンデリアが降りてきて、あっという間にヴァンパイアの館が出来上がる。
ストーリーは考えてみればたわいもない話なんだが、次々と話が進んで、あっという間に3時間が経っていた (^_^) 。
僕の席は2階の最前列通路寄りだったが、途中で隣の通路に誰か来たようだ。
で、ふと見上げるとそれがヴァンパイアで (@o@) 『ガオーー!』と襲われてしまった (@o@) 。
当然たいへん驚いたんだが、あまりに反応が激しくて隣の女の子にゲラゲラ笑われてしまった (^_^ゞ。
よく見れば、どの通路にもヴァンパイアが出現していたようだ。
会場はすごい盛り上がりで、これでクローズしてしまうとは残念なことだ。
ということで『ウィーン・ミレニアム紀行』はおしまいです。
1月3日はウィーン→フランクフルトの飛行機が遅れ、フランクフルトでは全員が走ることになりました (^_^;。
もちろん、フランクフルト→名古屋便には間に合ったんですが、スーツケースがフランクフルトに置き去りになってしまったんです。
せっかく朝早くパン屋さんに行ってセンメルを買ってきたのに、荷物が3日後に我が家に届いたときには全滅していたのは無念でした (;_;)。
帰国後、キャッシングの明細が届いたんですが、それによれば1シリングは7.6〜7.9円だったようです
(^_^) 。
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