バッハ街道の旅(2) 2000年5月2日(火)
ライプツィッヒ 《エヴィータ》
 
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 ロビーに人影はないのでゆっくりドライリンデン劇場の写真を撮って、チケット売り場で聞いたところ『37マルク!』ということでチケットが買えてしまった (^_^) 。
 で、『早く早く!』というんだな。
 劇場に入ってアッとびっくり。
 場内はぎっしりと人で埋まっている (@o@) 。
 開演は7:30だったのね (^_^ゞ。
 階段状になった劇場だが、椅子はパイプ椅子。
 僕の席は前から5列目の右端。
 
ドライリンデン劇場 チケット・入場時に破られた


 と、舞台に普段着の女性が現れ、何事か説明を始めた。
 そうしたら、観客がぞろぞろとロビーに移動し始めたのね (@o@) 。
 隣にいた二人組の男性(トルシエとリトバルスキーに似ていた (^_^;)に聞いたところ、ギター奏者が交通事情で来ていないんだそうだ (@o@) 。
 ということで、結局開演は8PMになってしまったわけだ (^_^) 。

 ロビーの掲示によればこの公演はライプツィッヒ・オパーの公演。
 ライプツィッヒ・オパーはライプツィッヒ歌劇場とドライリンデン劇場とを交互に使って、上演をしているわけだ。
入場料は最高で37マルク。1マルク50円で計算して 2000円弱。
 これは安い (@o@) 。

    《エヴィータ》2000年5月2日(火)8:00PM
       ライプツィッヒ・ドライリンデン劇場

     作曲:アンドリュー・ロイド=ウェッバー
     演出:ゲルハルト・プラティール

     エヴィータ:ペトラ・コンスタンツァ
         チェ:マルクス・リスケ
       ペロン:カール・ツィゴウスキ

 舞台装置は簡素な大道具に、照明と映像で変化を付けたもの。
 キャストではチェ(軍服姿)のマルクス・リスケが圧倒的に素晴らしい。
 長身、筋肉質で、その輝かしい歌声は最後まで衰えることなく場内を圧倒した。
 今後が注目されるミュージカルスターだ。
 エヴィータ役のペトラ・コンスタンツァもいいんだが、高い声になるとオペラ調になってしまうのが難点。
 その外のキャストも脇役まで充実したもので、さすがオペラの国だと思った。

 この日はチェコに近いツヴィッカウ(シューマン生誕の地)でも《エヴィータ》が上演されていたようだが、ドイツでは人気のある演目なのだろうか?
 僕にはロイド=ウェッバーの他の作品に較べると、少し魅力に乏しいように思われるんだが。


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