◇ワグナー記念館
ワグナー記念館とウェーバー記念館はエルベ川を遡ったピルニッツ宮殿の近くにある。
ガイドブックに『開館16時まで』と書かれていたので、運転手さんは飛ばす飛ばす。
『あと15分、あと10分』なんて言ってくれるわけだ。
しかしさすがはワグネリアン、彼はこの家を知っていたのね。
だから最短距離で来ることが出来たわけだ。
15時50分、ワグナー記念館に到着。
所要時間30分。40DM(2000円)。
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ローエングリンハウス |
ワーグナーの胸像 |
しかし、なんと!、記念館は閉まっていた (@o@) 。
『16時まで開館だけれど、入館は15時まで』と看板が掛かっているんだな。
タクシーに乗った時点で、もうタイムアウトじゃないか (^_^;。
ガイドブックの記載はしっかりしてもらいたいものだ。
しかし、ゼンパーオパーの楽長だったワグナーが、意外に遠くに住んでいたのには驚いた。
馬車ではかなり時間がかかったのではないだろうか?
彼はこの家でオペラ《ローエングリン》を作曲した。
向かいの公園に彼の胸像が建てられていた。
◇ウェーバー記念館
続いてウェーバー記念館へ。
この家はピルニッツ宮殿をはさんでワグナーハウスの反対側にある。
ここは17時まで開館で、無事に見学できた (^_^) 。
内部にはミニコンサートが出来るような部屋もあった。
ウェーバーはこの家で《魔弾の射手》《オイリアンテ》などを作曲した。
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ウェーバー記念館 |
その内部 |
続いて街に戻り、ウェーバーのお墓参りで、カトリック墓地へ。
ウェーバーは1826年に《オベロン》初演のために滞在していたロンドンで、結核のために死亡した。
1844年、楽長ワグナーの尽力で遺骨はドレスデンに戻された。
墓地にはお墓マップがあるので、彼の墓を探すのは簡単だろう。

この道 ↑ を行くと、ウェーバーの墓 → がある。
周りにはカロリ−ナ・マリア、マチルデなど、
家族の墓も並んでいた。
ウェーバーが生まれた北ドイツ・オイティンの家
はちょうど一年前に見た。 |
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運転手さんはさすがワグネリアン。
墓地の前の家にワグナーが住んでいたと教えてくれた。
確かに壁に『1847〜49、ワグナーがこの家に住んでいた』というプレートがかかっていた。
この家のことは日本のガイドブックには書かれていないので、この運転手さんに当たったのは本当にラッキーだった
(^_^) 。

ワグナーハウス(写真上 ↑)
壁に『1847〜49、ワグナーがこの家に住ん
でいた』というプレート(写真右 → )がかかっ
ている。 |
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ここでタイムアップ。
一日でこれだけ回れば上出来だろう (^_^) 。
ホテル・メルキュールネヴァにチェックイン。
運転手さんにはチップ込みで1000マルク(5000円)を渡して、にこやかに別れる。
『オペラを楽しんでくれ』と言われたな (^_^) 。
メルキュールネヴァはドレスデン中央駅から、すぐに見える高層ホテル。
新しくて、良いホテルでしたよ。
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