ケーテン城中庭の反対側の建物の壁にに『NAUMANN MUSEUM』と書かれていたので、ついでにこちらにも行ってみた。
こちらの建物は内部まで廃墟であった (^_^;。
同じ建物に『AMTSGERICHT KOETEN(ケーテン裁判所)』という掲示もあった。
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ナウマン博物館 |
鳥がいっぱい |
さて、荒れ果てた階段を上って、『ナウマン博物館』は、たしか4階にあった。
僕はナウマンって『ナウマン象』しか知らないんだが、ここは19世紀の鳥類学者ヨハン・フリードリッヒ・ナウマンによって収集された標本を展示した、驚異的な鳥類博物館であった。
客は僕一人なので、おじさんが付きっきりで案内してくれる。
だから手抜きが出来ないの (^_^;。
ドイツ語で内容が分からないのに (^_^ゞ。
全部で8つの部屋を案内していただいたが、鳥また鳥の剥製標本。
もはや19世紀に絶滅してしまった巨大な鳥の標本もあった。
しかし、象はなかったね。 ナウマン象ってどうなっているんだろう?
さて、最後の部屋にはナウマンが使った器具と、剥製標本の詳しい作り方が展示されていた。
で、やっと解放されるかと思ったら、おじさんが『ちょっと待て』と言って、奥の部屋からひげを生やした40代の男性(太め)を連れてきた。
そして『日本からのゲストだ』と僕を紹介してくれるわけだ (@o@) 。
この人はプロフェッサーBUSCHING氏で、『おお、あなたは日本の鳥類学者ですか?』と握手を求めてくるんだ (^_^;。
『僕はバッハのついでに来たんですが (^_^ゞ‥‥ここは世界一の鳥類博物館だと驚嘆しました』とフォローしたところ、プロフェッサーは大変喜んで、『お土産に』と言って彼の著作をたくさんくれるわけだ。
サインして。
そりゃ嬉しいんだが、でも重かったね (^_^;。
それから街の中心マルクト・プラッツへ。
マルクト・プラッツには聖ヤコブ教会がそびえている。
この教会は汽車の窓からもよく見えた。
マルクト・プラッツの左奥の通りでインフォーメーションを見つけ、市街図(シュタットプラン)をやっと手にすることが出来た。
バッハ関係の本に出てくるバッハの石像は、聖ヤコブ教会の奥のバッハ広場にあったが、この広場は工事中で、バッハ像はビニールで覆われていた
(-_-) 。
まあ、目から上だけでも見ることが出来たのは不幸中の幸いであろうか (^_^;。
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聖ヤコブ教会 |
ビニールに覆われたバッハ像 |
歩行者天国となった賑やかな Buttermarkt 経由で、マルクトプラッツから駅まで20分くらい。
ケーテンはこぢんまりとした、いかにもドイツらしい趣を持った街で、好印象を持った。
これから行かれる方のために駅からの道順を書いておこう。
まず、汽車の窓から聖ヤコブ教会の尖塔を確認しておくこと。
駅前右側の横断歩道を渡り、Fr.-Ebert-Str. を進むと道は自然にカーブして
Weintraubenstr. となる。
右側に歩行者で賑わう Schalaunische Str. が見えたら、この Schalaunische
Str. を進み、Buttermarkt 経由でマルクトプラッツに到着できる。
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