バッハ街道の旅(23)2000年5月7日(土) |
やっと来たバスに乗ってワルトブルク城からアイゼナッハの街に戻る。 運転手さんに『バッハハウス』と言って、最寄りのバス停で降ろしてもらう。 バッハハウスはバッハの生家ではないが、彼が幼少時を過ごした家だという説もある、黄色い建物だ。 前の広場には有名なバッハの像が立っている。
ドイツの史跡を訪ねるときに気になるのは、第二次世界大戦の被害なんだが、バッハハウスは1944年に空襲で破壊されたそうだ。 しかしバッハ像は破壊されず、焼け跡に残った写真が展示されていた。 連合軍もこんな小さな街まで空襲しなくてもいいのに。
バッハハウスに入るとカッサがあっておばさんがいた。 入場料を払って二階に行こうとすると、このおばさんが左手の部屋に入れと言うんだ。 演奏をしているとか。 『急いでいるので結構』と言ったんだが、強引に押し込まれてしまった (^_^;。 しかし、この部屋は素晴らしい部屋だった。 この部屋には古い楽器が展示されているんだが、眼鏡をかけた青年が、チェンバロやスピネットなど展示された古い楽器を演奏しながら、いろいろ説明してくれる。 ドイツ語で (^_^ゞ。 ミニ・パイプオルガンの演奏では、見学者がオルガンのふいごを押す役をさせられていた (^_^) 。 この青年については『バッハへの旅』(加藤浩子・東京書籍・3000円)の16ページに写真が載っている (^_^) 。 二階の展示も充実したものだったが、説明がドイツ語なので詳細不明。 続いてルター・ハウス。 1498年から1501年まで、学生時代のルターが住んだ家だという。 アイゼナッハで最も古い木組みの家だというが、内部の展示は意外にモダンなものだった。
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