ルートヴィヒ紀行(17) 2001年5月4日(金)
帰国 (1) S1 と S8 ・ ピンチ!

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◇Herald Tribune

 あっと言う間に帰国の日になってしまいました。
 最終日になって、レストランの入り口に新聞が置かれているのを発見。
 英語の新聞ということで、Herald Tribune を読んでみました。
 そうしたら驚くではありませんか! 『世界のスポーツ』という欄があって、日本のプロ野球の結果が出ているんですよ (@o@) 。
 Yomiuri 2 ,Chunichi 1 なんてね。 順位表も出ていましたね。
 他に日本関係では『速水日銀総裁辞任の噂(写真付き)』、『金正日の息子が逮捕された??』など。

◇S1とS8

 フランクフルト行きの飛行機は11:00出発ですが、余裕を持って8時にホテルを出ました。
 ガイドブックには『中央駅から空港にはS1とS8の2つの路線があり、進行方向は反対だが、どちらも空港に着く』と書かれています。
 ホームに着いたら、S1空港行きがちょうど出たところ。
 で、反対ホームに入ってきたS8に乗り込みました。

 街を出て、列車は畑の広がる田園風景を進んでいきます。
 『そろそろ空港かな?』と車内を見渡すと、なんと!そこには誰もいないではありませんか(@o@) !!
 『何事が起こったのか?』と一瞬パニックになったのですが、反対方向のS8(ナンホーフェン行き)に乗ってしまったんですね。

 今さら何を後悔しても致し方ありません。
 この列車の折り返しで帰るしかないんですから。
 停車時間が長くて、ナンホーフェンを出発したのは 9:15。
 1時間で空港に到着することが出来るのでしょうか?

 路線図を見たところでは、途中の『ライム』という駅でS1に乗り換えた方が、5〜10分早く空港に着けそうです。
 で、ライム駅で降りましたところ、向かいのホームの掲示板がパラパラと動きまして『S1空港行き』の掲示が出ました。
 この掲示が出ると、列車はすぐ到着します。
 スーツケースを手に階段を駆け下り階段を駆け上がり、『ビッテ、ビッテ!』叫びながら走ります。
 お土産にミュンヘンビールがたくさん詰まったこのスーツケースは重かった。
 どうして、あんな重いスーツケースを持ちながら階段を走り続けることが出来たのでしょう?
 『火事場の馬鹿力』とはよく言ったものです (^_^ゞ。
 列車に乗り込んで、椅子に倒れ込みました (^_^;。
 ということで、何とか出発30分前に空港に到着することが出来ました。
 しかし、そこでは想像だにしなかった事態が僕を待ち受けていました。

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