エッセン&シュトゥットガルト・ミュージカル紀行 シュトゥットガルト 《ヴァンパイアのダンス》 2001年8月16日 |
◇タンツ・デア・ヴァンピエラ(シュトゥットガルト) ↑《 Tanz Der Vampire 》の正確なドイツ語発音を、案内嬢(ヴァンパイアの衣装を着ている)から確認して参りました (^_^) 。 当日券売り場で『安い席』と注文したら、『お金が無いのか?』と聞かれてしまいました (^_^ゞ。 ロングランの平日なのに会場は満席に近い状態。 今回見た《エリザベート》や《CATS》も満席でした。 ドイツ人はよほどミュージカルが好きなのでしょうか。 《ヴァンパイアのダンス》2001年8月16日(木)8:00PM シュトゥットガルト CIセントゥルム 作曲:ジム・スタインマン 台本:ミヒャエル・クンツェ 舞台監督:ロマン・ポランスキ Gaf von Krolock : RAYMOND SEPE Alfred : STEFAN POSLOVSKI Sarah : BARBARA KO:HLER Professor Abronsius : WERNER BAUER/ウィーンと一緒 このミュージカルは2000年1月にウィーンで見たことがあります。 ぼくは結構好きなんですが、第二幕の流れが少し悪いので、ストーリーにこだわる人には、引っかかりがあるかも。 どうも、ヒロインのサラという女性がよく分からない。 彼女がしたことはお風呂に入って、伯爵の館にダンスに行っただけ。 第二幕で『やっと出てきた』と思ったら、すぐに噛まれて吸血鬼になってしまう。 最後は健気なアルフレッド君まで噛まれてしまって、陰惨な印象もあるので、観劇後にすっきりしない人もあるでしょう。 しかし、そんな不満を吹っ飛ばしてくれるのがスタインマンの音楽。 ロックからバラードまで、ソロからコーラスまで、実に魅力的な曲ばかりです。 吸血鬼役の RAYMOND SEPE はセカンドキャストですが、山口祐一郎ばりの美声とロングトーンを聴かせてくれて、満足満足 (^_^) 。 階段がせり上がってシャンデリアが降りてきて、あっという間にヴァンパイアの館が出来上がる舞台装置は、ウィーンと一緒。 『どうして《エリザベート》だけが、世界中で改竄されちゃうの!』と叫びたい思いです (^_^ゞ。 |