プラハ紀行(11) 2004.5.3(月)
スメタナホール 『モルダウ』&『新世界より』

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◇ スメタナホール(市民会館) 『モルダウ』&『新世界より』

 「スメタナホール」は有名な「プラハの春音楽祭」のメインホールです。
 この音楽祭がスメタナの命日である5月12日に、スメタナの交響詩「我が祖国」の演奏で始まることはよく知られています。

 「スメタナホール」は、今まで見てきた「スタヴォフスケー劇場」や「国民劇場」に較べると、質素な内装のホールでした。
 巨大な空間はちょっと体育館を思わせ、これが「プラハの春」のメインホールかと、意外な印象を持ちました。
 なにより椅子が木製なのが寂しい。

スメタナホール 二階席から
天井 席は木製でチープな印象


 この日のコンサートは、Jaroslav Vodnansky 指揮のプラハ・ロイヤル・シンフォニー・オーケストラ。
 観光客相手の寄せ集めオーケストラかと予想していたのですが、これはまともなプロのオーケストラでした。
 曲目は『モルダウ』と『新世界より』という素人向けのプログラムでしたが、Vodnansky (おじいさん)は全曲を暗譜で指揮しました。
 「この曲振って○十年」という、経験の積み重ねを感じさせる指揮ぶりでした。
 オーケストラも、このプログラムなら何百回も演奏しているのでしょう。
 本場の演奏を聴かせていただいたという満足感がありました。

ポスター プラハ・ロイヤル・シンフォニー・オーケストラ

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