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◇ 聖ヴィート大聖堂 プラハ城に入ると、目の前に圧倒的に聳え立っているのが聖ヴィート大聖堂。 カレル橋から見る「プラハ城」の中心は「聖ヴィート大聖堂」なんですね。
聖ヴィートは3〜4世紀にディオクレティアヌス帝によって行われたキリスト教徒大迫害の犠牲となったシチリア出身の聖人だそうです。 ヴァーツラフ王がその遺骨の一部をドイツ王ハインリッヒ一世から譲り受け、930年に最初の円形聖堂(ロトゥンダ)が建てられました。 それからいろいろな推移があって、カレル4世の時代(在位1346〜67)に、今日見られるゴシック様式の大聖堂として完成したそうです。 僕は全くの個人ツアーで、当然のことながらガイド無し。 標記はチェコ語だし、どれが誰の棺やら、理解できません。 ハプスブルク家のルドルフ1世に破れたことで有名なオトカール2世の棺はあったような‥‥ (^_^ゞ。 ムハ(ミュシャ)のステンドグラスは分かりましたよ。
そんな僕でも、ボヘミアの守護聖人「聖ネポムク」の銀製の豪華絢爛たる棺は分かりました。 さて、いよいよルドルフ2世が眠る地下墓所への入口です。
僕はウィーンの美術史博物館でアルチンボルドの絵を見てから、彼が仕えたルドルフ2世に興味を持っています。 アルチンボルドって、野菜や魚を使ってルドルフ2世の肖像画を描いた人ですね。 地下墓所にはカレル4世の一家の棺が集まっていましたが、その後ろにルドルフ2世の錫の棺がありました。
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