前へ ホームページへ ドイツ紀行目次へ 次へ エリザベートゆかりの地 |
バイロイトからニュルンベルク乗り換えでミュンヘンに向かう。 バイロイト 14:04 → 15:10 ニュルンベルク ニュルンベルク 16:29 → 18:13 ミュンヘン ミュンヘン行きのICEではファーストクラスに乗ってみた。
ミュンヘンのホテルは「ホリデイ・イン」。 HISには中央駅に近いホテルを頼んでおいたのに、このホテルはU4の終点「アラベラ・プラッツ」からなお徒歩15分という僻地にあった。 暗い夜中には、怖くてとても歩けない。 どうもミュンヘンには「ホリデイ・イン」がいくつかあって、HISの手違いで一番遠いホテルになってしまったようだ。 おかげで、毎日タクシー代が5千円はかかった感じ。 せっかく宿泊費が安くてもこれでは帳消しだ。
時間がある限りあらゆるものを見て回る主義なので、すぐにタクシーで街に戻る。 地下鉄オデオンスプラッツ駅からウニフェルジテート(大学)駅方向に歩くと、左手に見えてくる大きな建物が、后妃エリザベートが生まれたマックス大公宮殿だ。 壁の標示によれば、今は「バイエルン共和国中央銀行」であろうか。 壁には若きエリザベートのレリーフがあり、「ここで、オーストリア后妃&ハンガリー王妃になった”SISSY”が1837年に生まれた」と書かれている。 彼女は1837年12月24日に、この場所で生まれたのだ。
地下鉄ウニフェルジテート駅まで歩くと、周囲の建物はミュンヘン大学で、バヴァリアの凱旋門が見えている。 森鴎外の「うたかたの記」に、「幾頭の獅子の挽ける車の上に、勢よく突立ちたる女神バワリヤの像は‥‥」と書かれた、有名な女神像も見える。 この凱旋門は1852年に建てられたそうで、それなら1853年にシシーがバート・イシュルでフランツ・ヨーゼフと出会う直前なんだ。
ここから地下鉄U6に乗って、終点がフレットマニング駅。 6月9日に第18回サッカーワールドカップの開幕戦(ドイツ×コスタリカ)が行われるアリアンツ・アレーナまでは徒歩でおよそ1キロだ。 アリアンツは大手保険会社の名前で、収容人数は6万6千人。 通常は「バイエルン・ミュンヘン」と「1860ミュンヘン」の2つのチームが使用しているそうだ。
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