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次に目指すのはルートヴィヒ2世が生まれたニンフェンブルク宮殿。 中央駅から17番のトラム(市電)に乗って、ニンフェンブルクで下車。 停留所から宮殿は見えるが、歩くとかなりの距離がある。
ニンフェンブルク宮殿はヴィッテルスバッハ家の夏の離宮。 ルートヴィヒ2世は1845年8月25日に、バイエルン王太子マクシミリアンとプロイセン王女マリーの長男としてこの宮殿で生まれた。 ルートヴィヒが生まれた部屋には、ルートヴィヒと弟 オットーの胸像が置かれていた。 王母マリーは若くして夫を亡くし、長男のルートヴィヒは奇行の末にシュタルンベルク湖で溺死し、二男のオットーは気が触れて精神病院に入院するという、不幸な人生を送った人だ。
この宮殿でもう一つ見ておきたかったのが、ルートヴィヒ1世の「美人画ギャラリー」。 ルートヴィヒ1世はルートヴィヒ2世の祖父に当たる。 彼は踊り子ローラ・モンテスに夢中になり、王の座を追われた。 もう一人、Charlotte von Hagn なる女性の肖像画をあげておこう。 かつて天皇陛下が皇太子だった頃、美智子妃殿下と共にこの部屋を訪れられ、Charlotte の肖像画を見て「美智子に似ている」と言われたそうだ。
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