ジュネーブ・エリザベート紀行 
8) シオン城 07年4月30日(月)

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 これでジュネーブ観光が終わってしまいました。
 ジュネーブは観光的にはあまり面白い街ではありません。

 午後はモントルー近郊テリテにあるエリザベートの石像まで遠征することにしました。
 記者の切符を買うにはまず番号札を取り、順番を待ちます。

 プラットホームにはパンくずを投げているおばさんが居て、雀が寄って来ていました。

ジュネーブ・コルナヴァン駅 番号札発券機
チケットカウンター パンくずおばさん と 雀


 レマン湖北岸を走る列車からはローザンヌの辺りから、曇り空ながらも遠くモンブラン山塊を見ることが出来ました。
 チャップリンで有名なヴィヴェイ(車内放送ではヴヴェ)の辺りからアルプスの険しい山が湖に迫り、素晴らしい景色になってきました。
 この日は天候が悪く、すっきりとした山を見ることが出来なかったのは、返す返すも残念でした。

モントルー駅 レマン湖岸に出ると


 さて、モントルーから有名なシオン城まで足を伸ばし、歩いてテリテからモントルーに戻って来るという作戦を立てました。
 観光案内所が見つからなかったので、駅の壁にあったモントルー周辺の地図を載せておきます。

 僕はこのモントルーからテリテ経由シオン城までの地図が欲しくて苦労したんですが、これから同じ旅をする方のお役に立つと思います。
 


 シオン城までタクシーだと4〜5千円かかりそうなので、バスで行くことにしましたが、自動販売機の表示がフランス語なので何ともなりません。
 そこへ通りかかったおばあさんにお願いしたところ、快く僕のためにチケット(250円)を買ってくれました。
 本当に天使のようなおばあさんでした (^_^) 。
 しかし、これからもチケットには悩まされることになります。

シオン城に渡る橋 坂を下って入口へ
中 庭


 僕は別にシオン城に興味はなく、テリテのついでに寄ったようなものでしたが、このお城はさすがに世界的に有名なだけのことはある、魅力的な古城でした。
 湖の上に建つ古城には、大広間や教会、食堂など、多くの部屋が古いまま大切に残されています。
 そして、窓から見るレマン湖やアルプスの景色がまたまた素晴らしい。

大広間  
窓から見るレマン湖とアルプス モントルー方面


 ネットを検索していたら、現地でもらったリーフレットそのものがアップされていました (@o@)。
 詳細はこのリーフレットをお読み下さい。

 バイロンがその詩『シオンの囚人』に読んだジュネーブのサン・ヴィクトル小修道院長ボニヴァールの牢獄はNo.7。
 ジュネーブ独立運動で囚われの身となったボニヴァールは、ここの柱に4年間、鎖で繋がれていました。

 バイロンの詩によれば、ボニヴァールの二人の弟はこの牢獄で死亡したそうです。
 他にも多くの罪人とされた人々がこの牢獄で命を落としました。

地下牢獄への入口 大きな石柱が地下牢を支える
鎖付きの木柱が立っているが‥‥ バイロンの落書き
 

 テリテまでレマン湖岸の道を戻ります。
 この道から見る、アルプスを背景とするシオン城はポスターや絵葉書になっています。

 

 アルプスを背景とするシオン城の写真があまりに美しいので、僕はパソコンのマウスパッドを買ってしまいました。
 この日は曇りだったので、ここでは絵葉書を載せておきましょう。

 
 
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