イタリアオペラ紀行 
7) カルロ・フェリーチェ劇場 《運命の力》 07年5月2日(水)

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 カルロ・フェリーチェ劇場は外観はクラシックですが、内部はモダンな大きい劇場でした。
 子供観劇日とあって、劇場前は子供と担任の先生?でごった返していました。

カルロ・フェリーチェ劇場 ガリバルディ騎馬像
エントランス 子供がいっぱい


 チケット売り場で引き替えたチケットは9列の中央という、来日公演なら5万円は下らないという座席。
 いつも最後列の端で聴いている僕が、しかも体調不良なのに大丈夫でしょうか?

 しかし、僕の周りは子供ばかり。
 会場の半数以上は子供だったのではないでしょうか?
 子供の声はあまり気になりませんでした。
 子供のおしゃべりを注意する「シー!」という声あちこちで飛んでいましたが、そちらの方がうるさいんですね (^_^; 。
 
チケット売り場 ロビー
僕の席(9列の中央)から 2階から



 《運命の力》 ジェノバ カルロ・フェリーチェ劇場
    2007年5月2日(水)3:00PM

      指揮:ダニエル・オーレン
      演出:ニコラス・ジョエル

      レオノーラ:スーザン・ネヴェス
     ドン・カルロ:デヴィッド・チェッコーニ
 ドン・アルヴァーロ:フランチェスコ・ホン

 序曲はなく、第一幕第一場から始まりました。
 子供用の短縮バージョンかと思いましたが、第一場終了後に序曲が演奏されました。
 第一部の最後、抵抗を諦めたドン・アルヴァーロが投げ捨てた銃の暴発で侯爵が死んで幕が下りたとき、子供たちは大騒ぎでした。
 そりゃあ、おかしいものね (^_^; 。

 オーレンの指揮を実際に聴くのは初めてですが、第二部の前に演奏された序曲は素晴らしかった。
 この指揮者は一つ一つの音に意味を持たせることが出来る。
 どうするとこのようにオーケストラを自由自在に動かす指揮ができるのでしょう?
 この劇場は指揮者の上半身がよく見えるので、最後までオーレンに見とれていました。

 オーレンは最初から登場するたび、オーケストラから盛大な拍手で迎えられていました。
 指揮者とオーケストラの信頼関係がよく見えました。

 ジョエルの演出は全く正統的なものですが、合唱の扱いなど完璧とは言えないようです。
 酒場の場面で、背景に修道院と岩山の洞窟が描かれていたのはおかしかった。
 舞台写真を載せておきましょう。



 このような演出なら驚きはありませんが、安心して歌を楽しむことが出来ます。
 レオノーラのネヴェスは肥満体ですが、豊かな声量の素晴らしいレオノーラでした。
 3幕のアリア「神よ平和を与えたまえ」はオーレンの指揮とも相俟って、今まで聴いた最高の歌唱だったでしょうか。

 ドン・アルヴァーロのフランチェスコ・ホンも、声に芯の通ったテノールでした。
 少し背の低い東洋人ですが、ドン・アルヴァーロはインカの末裔という設定なので、違和感はありませんでした。
 その他のキャストも素晴らしい歌声で、声の饗宴を聴かせていただきました。
 子供用公演でも、全く手抜きはありませんでした。

 そうそう、この公演にはイタリア語の字幕が付いていました (@o@)。
 ボローニャの《アルジェのイタリア女》にも、イタリア語の字幕が付いていました。
 日本人の日本語歌唱は聴き取れない、とはよく言われる事ですが、ひょっとして、イタリア人のイタリア語歌唱も聴き取れないのでしょうか?

 休憩は1回で、7時終演でした。
 これで今回の旅行の最大の山場である「プッチーニ紀行」と3時半からのオペラをクリアすることが出来ました。
 明日からは午前に移動、午後に市内観光、夜にオペラといういつものパターンで、精神的負担は軽くなるはずです。

カーテンコール 二階を見上げて


 夕食は街にレストランが見つからなかったので、ホテルのレストランに行ってみました。
 定番のジェノバ風ミネストローネ(10ユーロ)は、細かく刻んだ野菜をスープで煮込んだもの。
 これで野菜不足を回復できたでしょうか。
 メニューにスパゲッティが無いので、「日本人はスパゲッティが大好きだ」と言ってみたら、「出来ますよ。バジリコなどはいかがですか?」とのことで、12.5ユーロ。
 これはアルデンテの絶品でした。
 
ホテルのレストラン  
定番 ジェノバ風ミネストローネ バジリコ 絶品アルデンテ
 
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