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ボローニャは1088年に世界最古の大学が創設された街として有名です。 かつてダンテ、ガリレオ、コペルニクス等もこの大学で学んだそうです。 サン・ペトロニオ教会の裏に建つ旧ボローニャ大学(アルキジンナージオ館)は長大な建物でした。 中央の入り口から入り、2階に上がると、1637年に完成した、世界で最初の解剖学大階段教室があります。
天井、壁、床とも木で仕上げられたこの教室は1944年1月29日の空襲で大きな被害を被りましたが、残された部分を出来るだけ利用して修復工事が行われました。 中央に大理石の解剖台があり、その周りを学生が座る階段が取り巻いています。 正面にある教壇には天蓋がかけられ、その両脇には「皮を剥がれた人」と呼ばれる有名な像が立っています。
教室の壁には12人の医学者の胸像が飾られています。ヒポクラテスとガレヌス以外は分かりませんでしたが、ボローニャ大学の有名な教授達だそうです。
このアルキジンナージオ館には1842年に3月18日にドニゼッティの指揮の下、ロッシーニのスタバート・マーテルが初演された大講堂がありますが、その大講堂は「CHIUSO(キューゾ)」だそうで、残念でした。 ついでに、「USCITA(出口)」は「ウシタ」だそうです。 この二つが読めませんでした。 僕はアルキジンナージオ館の出口にある本屋さんでロンバルディアの地図を手に入れることが出来ました。 5月5日にヴェルディの町ブッセートに行きたかった僕にとって、この地図は全くの宝物でしたが、その話はまた後で。
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