ザルツブルク紀行 2007 14)《エウゲニー・オネーギン》 07年8月14日(火) ザルツブルク祝祭劇場大ホール |
ほとんど食事もせずにザルツブルク市内を歩き回りまして、この旅は僕にとってダイエット紀行でもあるわけです (^_^; 。 さて、夜はザルツブルク祝祭劇場大ホールの《エウゲニー・オネーギン》です。 ザルツブルク祝祭劇場は巨大な普通の近代的ホールで、ウィーンやスカラ座のようにホールの雰囲気を楽しむ事は出来ません。
チャイコフスキー 《エフゲニー・オネーギン》 2007年8月14日7:30PM ザルツブルク祝祭劇場大ホール 指揮:ダニエル・バレンボイム 演出:アンドレア・ブレス 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 タチアーナ:アンナ・サムイル オルガ:エカテリーナ・グバノヴァ オネーギン:ペーター・マッテイ レンスキー:ヨゼフ・カイザー グレーミン:フェルッチョ・フルラネット 開演予定時間は7時でしたが、30分遅れ。 当然ながら終演時間も30分遅れで、夜のザルツブルクの街を歩いて帰るのは(旧市街はバスがない)けっこう大変です。 字幕は舞台の上に電光掲示板があり、英語とドイツ語の2カ国語が掲示されました。 さて、舞台装置は大きな回り舞台を3分の1ずつに区切って、くるくる回すもの。 回るたびに舞台装置が変えられており、現代ドイツのオペラ演出の通弊として意味不明な場面も多いのですが、それでも気合いが入った舞台装置であり、演出であるといえるでしょう。 第3幕第2場はタチアーナの居室なんですが、彼女は黒い下着姿です。 そこへ忍び込んだオネーギンは後ろから襲いかかり、彼女を倒して上に乗っかります (@o@)。 ここで僕は「この演出はオネーギンを強姦魔とし、タチアーナをレイプするコンセプトだ」と思い至りました。 そうなると次の興味はオネーギンがいつタチアーナの黒い下着を脱がせるかです。 オペラグラスを握りしめましてその場面を待ち構えたのですが、結局オネーギンはタチアーナを触りたい放題触りまくった挙げ句、逃げられてしまいました (^_^ゞ。 まあ、あれだけやりたい放題をしたのなら、オネーギンにも悔いはありますまい (^_^ゞ。 バレンボイムの指揮はオーケストラを、舞台を、会場を支配した素晴らしいものでした。 カラヤンの次の世代の帝王でしょうか。 バレンボイムはイスラエルとパレスチナの若者による「ウェスト・イースタン・ディヴァン・オーケストラ」も指揮し、これも素晴らしいコンサートだったそうです。 |