前へ ホームページへ ローマ・フィレンツェ紀行目次へ 次へ 《トスカ》を訪ねて |
64番バス路線(ヴィットリオ・エマヌエーレ2世大通り)をなおも進むと、左手に大きい教会が見えてきます。 この教会がプッチーニのオペラ 《トスカ》 第一幕の舞台となったサンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会です。 入口の上に『BASILICA S.ANDREA DELLA VALLE』と書かれています。 この教会は1650年に建てられたそうです。 この教会を訪れるのが今回の旅行の最大の目的(の一つ)でしたから、中に入るときはドキドキしました (^_^) 。
ガイドブックに出てこない教会なので、内部には期待していませんでしたが、この教会は本当に美しい教会でした。 祭壇の絵はカヴァラドッシが書いていた聖マッダレーナではなく、十字架にかかる聖ペテロ(?)の絵でした。 この祭壇の前で、トスカとカヴァラドッシは愛の二重唱を歌ったのですね。
祭壇の左右にある小さい礼拝所のどれかが、アンジェロッティが隠れるアッタヴァンティ家の霊廟でしょうか? 教会内にはキリスト生誕の場面を人形で再現した飾り付け「プレゼピオ(Presepio・馬小屋)」がありました。
また、サンタンドレア・デッラ・ヴァッレ教会はローマでもサン・ピエトロ寺院に次ぐ高さのクーポラ(天蓋)を持つ教会でした。 先ほどのジェズ教会と同じように、クーポラの下には大きな鏡が置かれていました。
振り返ると入口の上に美しいパイプオルガンがありました。 第一幕のフィナーレで歌われる『テ・デウム』で荘厳に鳴り響いているパイプオルガンがこれなんですね (^_^ゞ。
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