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僕はザルツブルクに来るのは5回目(たぶん)だと思うのですが、一回目の旅行の時からモーツァルテウムにあるという「魔笛の家」(《魔笛》の作曲小屋)を探していました。 ところがモーツァルテウム音楽院の受付に聞いても、通りかかった日本人女子留学生集団に聞いても「知らない」という返事だったんですね。 何回か通ってみて、そのうちに分かってきたのは、モーツァルテウム音楽院と「魔笛の家」があるモーツァルテウム大ホールは全く別の運営らしいということ。 音楽院の職員の仕事は学生の練習室の調整で、大ホールの演奏会予定などは全く知りません。 そして前回の旅行で「魔笛の家」はコンサートの休憩時間にしか見ることが出来ないということが分かりました。 ザルツブルク到着時にインフォーメーションでモーツァルテウム大ホールの公演予定を聞いたところ、「5月、6月のすべてのコンサートが載っている」という小冊子を渡されました。 そして、細かい字を読んでみると、5月3日から「Begegnung 2012」というコンサートのシリーズがあるらしい。 「これで魔笛の家が見られる!」と、それは嬉しかったですね (^_^) 。 7時半開演なので、6時半に大ホール前に到着。 ところが大ホール前には人がいなくて、チケット売り場も見つかりません。 6時50分頃には10人くらいが集まって、「本当にコンサートがあるの?」「チケット売り場はどこ?」などと、ガヤガヤ情報交換をしていました。 7時にドアが開き、チケット売り場はロビーのクローク前にありました。
さっそく案内係のおばさんに「魔笛の家は何処?」と聞くと、「貴方はパウゼに見ることが出来る」という返事で、《魔笛》の作曲小屋を見るためには、第一部終了後の休憩まで待たなくてはいけないようです。
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