ザルツブルク紀行 2007
9) 魔笛の家 & モーツァルトの住居 07年8月14日(火)
モーツァルト紀行(2)

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 ミラベル庭園の隣がモーツァルティウムです。
 僕は2日前に、大ホールでのコンサートを聴いたのでした。
 モーツァルティウムはカラヤンの母校でもありますが、何と言っても有名なのは『魔笛の家』。

 正面の玄関から入りまして、階段を上ってみると、そこはレッスン室。
 楽器の音や歌声が聞こえてきます。

 よく分からないので玄関に戻り、受付のおばさんに「魔笛の家が見たい」と言ってみたところ、「それは公開されていない」との返事。
 これには愕然としました。
 モーツァルトファンの宝物である『魔笛の家』を、モーツァルティウムは隠しているのです。

モーツァルティウム 左手にコンサートホール
正面の階段 レッスン室
 
 
 帰国後、木之下晃さんの『永遠のサウンド・オブ・ミュージック』を読み直していて、次のような文章を発見しました。
 モーツァルティウムのホールの裏庭に『魔笛の家』がある。
 コンサートの休憩時間にこの小屋を見るのは、いい思い出づくりになるだろう。

 ここは、「コンサートの休憩時間にしか、魔笛の家を見る事が出来ない」と書くべき所でしょう。
 そうしたら、2日前のコンサートの休憩時間に、僕も『魔笛の家』を見る事が出来たでしょうに。
 一生一度のチャンスを逃してしまいました。


◇モーツァルトの住居

 ミラベル庭園の出口に近いマカルトプラッツに、1773年から7年間、モーツァルト一家が住んでいた家があります。
 モーツァルト17〜24歳でしょうか。
 ということは、《イドメネオ》初演のためにミュンヘンに出かけるまで(ザルツブルクと決別するまで)、この家に住んでいたのでしょうか?

 この家は1944年10月のザルツブルク空襲で破壊されましたが、1996年、第一生命保険の資本提供で再建されました。
 内部はよくまとまった博物館で、ゲトライデガッセの生家より、ずっと見るべきところが多かったです。

ミラベル庭園の出口 モーツアルトの住居
 
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