チロル&ザルツブルク 落ち穂拾いの旅
13)アンブラス城  2012年5月1日(火)

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 ベルク・イーゼル観光を終え、サイトシーアバスで次に向かうのはアンブラス城です。

 有名な神聖ローマ帝国皇帝カール5世の弟がフェルディナンド1世。
 フェルディナンド1世はカール5世引退後に神聖ローマ帝国皇帝となりました。
 彼の死後領土は3分割され、長男のマキシミリアン2世が神聖ローマ皇帝となり、次男のフェルディナンド2世はチロルを、三男のカール2世がシュタイヤーマルク、ケルンテンを継承しました。

 チロル大公フェルディナンド2世(1529〜1595年)はアウグスブルクの富豪ヴェルザー家の娘フィリピーネと恋に落ちました。
 富豪の娘とはいえ平民であるフィリピーネとチロル大公との結婚を、インスブルックの人々は喜びませんでした。
 そこで大公はインスブルック郊外にあった十一世紀のゴシック様式の城を、ルネッサンス様式の典雅なお城に改築し、1555年に結婚してからこの城に住みました。
 
アンブラス城正門 正門を入ると 右手がレストラン


 アンブラス城の正門を入ると、そこには庭園と大きなレストランがあり、大変混雑していました。
 5月1日はメーデーですから、休日なのでしょうか。

 ここから見上げるアンブラス城は高い場所にあり、もし見学すれば往復2時間はかかり、僕はますます疲労困憊してしまうでしょう。
 特にこのアンブラス城に思い入れがあるわけでは無いので、ノルトケッテの眺望を確認しただけで、次のサイトシーアバスでインスブルック王宮前に戻りました。

アンブラス城 ノルトケッテ 


 王宮前は即ちチロル州立劇場前の広場です。
 劇場前のカフェに入り、観劇前の人々の気持ちを味わってみました (^_^) 。

チロル州立劇場前のカフェ 観劇前の人々の気持ちになって
 
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