前へ ホームページへ 紀行トップへ 次へ |
クレムリン広場からスパスカヤ塔を抜けると赤の広場(「赤」とは「美しい」の意味)が広がります。 軍事パレードが行われる、世界で最も有名な広場の一つです。
赤の広場は1493年にイヴァン3世が、自身が居住していた城であるクレムリンの前の市街地を、広場として整理させたのが起源とされています。 壁の中心にある建物がレーニン廟。 クレムリンの壁には連共産党書記長を務めたユシフ・スターリン、レオニード・ブレジネフ、ユーリ・アンドロポフ、コンスタンティン・チェルネンコが埋葬され、片山潜のお墓もあるそうです。 予習不足で見逃しましたが、スターリンのお墓は見ておきたかったですね。 ここで、「世紀のスパイ」リヒァルト・ゾルゲ 1895年10月4日 - 1944年11月7日)の話になりまして、彼は必ずロシアの教科書に出てくる英雄だそうです。 彼のスパイ活動で日本がソビエト連邦に攻撃する意思がないことが分かり、スターリンは安心して西部戦線でヒトラーと戦うことが出来たのですから。 ねぎ坊主姿のドームが有名な聖ワシリー寺院はロシア旅行のポスターに必ず出てくる寺院です。 ケバケバしいのでディズニーランドのシンデレラ城のようなものかと思っていましたが、1560年に対モンゴル戦の勝利を記念して、イワン雷帝によって建てられた建物だそうです。 聖堂の前には1612年にモスクワをポーランド軍から解放したミーニンとポジャルスキーの像が建っています。 《ボリス・ゴドゥノフ》第4幕第1場 モスクワの聖ワシリー寺院前の広場 パンを求める民衆の中で白痴が「泣け、泣けロシアの民、飢えたる人々よ」と歌います。
ワシリー寺院から2015年2月27日夜に暗殺されたロシアの反プーチン政権派の野党指導者ボリス・ネムツォフ元第1副首相暗殺現場のモスクワ川大橋を望むことが出来ました。 この話はガイド嬢にいやな顔をされました。 朝から水も飲まずに回ったので、喉が渇いて、グム百貨店に飛び込みました。 冷たい水の何と美味しかったことか。
赤の広場からボリショイ劇場は近い。 今はシーズンの始まりで、チケットはすべてソールドアウトだそうです。
ここでガイド嬢はタイムアップ。 一人になってキリル文字も読めず、言葉も話せず、ホテルまでの道(地下鉄)は、ひたすら怖かったですね。 |